内容説明
よくわかるこれからのわたしの生き方。まったく新しいＡＤ／ＨＤのための実践的アドバイス。片づけられない人を指導するコーチングガイド付。
目次
第１の旅 理解の危機―主な対象：脳（二つの世界に同時に生きる―自分が「ちがう」ことを知る；診断後につきあたる壁）
第２の旅 アイデンティティの危機―主な対象：自分という人間（「自分」という人間をはっきり見る；真の受容をめざして；アイデンティティの危機に直面して；アイデンティティの危機を解決する）
第３の旅 成功の危機―主な対象：世界とのかかわりの中での自分（現実世界で「自分」を壊さないためには；現実世界の中で、自分を散らかさないためには；身を守りつつ、人とつながるには；きずなのためのコミュニケーション）
旅の終わり 成功を内面から測ること
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
75
片づけられない人々、脳がとっ散らかりがちで要領が悪く不器用で偏りの激しさが頭も性格も人間関係も生活も人生も散らかりがちな人々をそう形容して「片づけられない」人たち（＝ＡＤＨＤ）と、そう呼ぶ。その片づけられなさゆえ巻き起こる珍妙な事件により強化されていく低い歪められた自己評価をいかに修復し新たな自己像を形成するのかという旅路を歩み始めるステップをＡＤＨＤ当事者の視点から判り易く書かれている。2013/04/28
Tadashi_N
20
多動と仲良く暮らすための、挫折しにくくする工夫のある本。2016/04/12
さとう
3
「忘れててごめんなさい。でもこんなふうにどなられたら私も腹が立つ。たしかに大変だけど、どなられたって解決にはならない。それに、私はいろいろできないことがあるけど、だからって、そんな口のきき方は困る。」2016/04/17
ananas
2
今たくさんのことで頭がいっぱい。参考に読んでいるけど、なかなか散らかった頭が片付きません。ちょっと危ないけど、薬物までは不要という私ぐらいの感じだと、よりナチュラルにお片し構図を頭につくってくれるような本の方がよいかもと感じました。2013/01/05
パンパース
2
ADHDの人向けの思考ガイド。実際の工夫を見たかったので若干物足りなかった。だが、ADHD等の診断を受けた大人にお勧め。実際に陥りやすい局面や思考について書かれているのでうまくいかないと生活していく中で思った際には読むと良いです。2010/05/01
