目次
第1章 生きている世界とつながること(海藻;ライプニッツ ほか)
第2章 人間から遠ざかること(観察者;親指 ほか)
第3章 発酵する幾何学(巨木;はたらきの幾何学 ほか)
第4章 生きているという倫理(より大きな秩序;建築と罪悪 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
6
この本を読んで、建築熱がブリかえした。平田さんの博士論文を読んだり、大塚に出かけたり、群馬県の太田市などに出かけたりした。2018/07/13
Gen K
1
感想消えちゃった。。 かなり俯瞰して建築のつくり方の考えを示したとても読みやすい本。 今の箱型建築がいかに自然でないかを語り、こっちのほうが理にかなってるやん。っていう作者の興味に上手いこと追随できる本。 理論がしっかりしてるので、形はおいといて、住んだら楽しそう、気持ち良さそうという、人間の肉体に響く感じが未来的で、視覚的に考える建築ではないという事が理解できた。2020/06/27
masshi
1
無限延長的に広がる積層にガラスを立て自由な平面を構 成する現代建築のモデルは周囲との相互依存的な関係性を著しく欠いている。建築をひだのようにとらえ、限られた範囲の中に表面積を増大していくことによって個々の存在はからまり合い、より大きな秩序を形成していく。このような、ある意味人間的視点を一旦離れたさまざまなスケール、時間感覚を行き来する空間こそが「からまりしろ」である。建築とはこの「からまりしろ」をつくることそのものであり、それこそが生命の広大な拡がりに接続した新しい地平に向かっているのかもしれない。2020/02/20
moyk
0
20世紀的なカウボーイな建築に対する、21世紀の宇宙飛行士な建築のあり方を提唱してる。突き放す自由であるユニヴァーサルに対しての、相互作用的な〈からまりしろ〉。理論としては同意するけど、第4章の後半にあるCGにはウーンとなる過剰さを感じた。2013/05/19
MABOROSHI
0
近代建築をどう破壊していくか。未来を示す。2011/03/12