内容説明
戦争、身分差、島流し、人質、側室、首さらし―現代以上に理不尽すぎる世の中でもがき続けた人々に生きる力が奮い立つ共感の偉人伝。
目次
第1章 正直すぎて上手く立ち回れないけど後世に影響を残した生き方
第2章 理不尽に踏みつけられたけど泣き寝入りせず立ち上がった生き方
第3章 嫉妬と策略にはめられたけど死後、評価が一転した生き方
第4章 報われなかったけど理想の自分を追いかけ続けた生き方
第5章 大事なものを失ったけど役割をまっとうした生き方
第6章 大切な人と別れたけどその人に恥じない人生を模索した生き方
著者等紹介
真山知幸[マヤマトモユキ]
著述家、偉人研究家。1979年、兵庫県生まれ。同志社大学法学部法律学科卒業。上京後、業界誌出版社の編集長を経て、2020年独立。偉人や歴史、名言などをテーマに執筆活動を行う。『ざんねんな偉人伝』『ざんねんな歴史人物』は計20万部を突破しベストセラーとなった。名古屋外国語大学現代国際学特殊講義(現・グローバルキャリア講義)、宮崎大学公開講座などでの講師活動も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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SHADE
24
まったく歴史に対しての知識が皆無であった僕も面白かった。歴史と一括りにしてしまうと、たちまちスカポンタンになるが、このようにひとりひとりに対してクローズアップしてくださると思い耽ることが出来る。『傲り・高ぶり・妬み・僻み』など私欲に溺れた人間の行末…。どのようにその人が『今』を駆け抜けたかを知る良い機会になった。今と違いマイノリティは主張すら許されない時代、突如自分がその立場になるとどうするだろう…。今ほど選択肢も無かっただろうな。自分を守る。人を護る。護り違いをしないようにしなきゃ。だな。2022/12/04
gissy
6
知っている話と知らなかった話が混ざり合っていて、ちょっと得した気持ちになった一冊でした。孝徳天皇の話は、自分の考えていた中大兄皇子のイメージに近かったので、少し驚きました。歴史に物語の要素を付け加えると急にとっつきやすくなりますよね。2023/02/21
読書国の仮住まい
6
正直すぎて上手く立ち回れないけど 後世に影響を残した生き方−自分の行動に一片の後ろ暗さもない吉田松陰 理不尽に踏みつけられたけど 泣き寝入りせず立ち上がった生き方−元寇で捨て駒にされた宗三郎 嫉妬と策略にはめられたけど、死後、評価が一転した生き方−忖度できない政治家長屋王 報われなかったけど、理想の自分を追いかけ続けた生き方−赤報隊隊長相楽総三 大事なものを失ったけど、役割をまっとうした生き方−妻の失明と全身麻酔、華岡青洲 大切な人と別れたけど、その人に恥じない人生を模索した生き方−織田信忠の婚約者松姫2022/07/12
Nat Hat
5
不遇な運命に翻弄された歴史上の人物のお話。人は誰しも個人の努力ではどうしようもない理不尽な状況を経験する。その時に読むべき本。 正しい行いでも、志があっても流れがダメなときはダメなんだわ。
べぃ
4
名前しか聞いたことのない人もいて、いろんな人のエピソードを浅く広く知れる本。高野長英が硝酸被って顔を変えて別人として生きていたことにびっくり。2023/02/12