内容説明
ふと、休憩のためにつけたテレビ画面から流れたヘルメットをかぶった彼女。その映像は60年代後半の学生運動のいち場面。それから30年以上もたっていた。同じ大学の、10歳ほど年上だ。僕は彼女にあいたいと思った。あの熱狂、あの悲惨、あの戦いはなんだったのか?僕はずっと知りたかった。鴻上尚史の初小説作品(2006年・集英社刊)を復刻。
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
1958年8月2日生まれ。愛媛県新居浜市出身。早稲田大学法学部卒業。作家・演出家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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