出版社内容情報
いい獣医師に診てもらいたい。
犬猫も長生きする時代だからこそ、ご近所のかかりつけ医をもちたい。
飼い主ならだれでもそう思う。
「いい獣医さんってそもそもどんな獣医?」という投げかけから生まれた本書。
第一章は、納得のいく治療を受けるための診察室での会話術をQ&Aで伝える。
第二章では、30年間米と日本で獣医師として働いてきた著者が、動物病院をめぐる時代状況と獣医療の変化を語る。
これからの獣医療が直面するペットの高齢化問題にも触れ、飼い主と獣医師との絆が今後ますます大切になると説く。
保護犬を飼い、動物保護活動も積極的に行なっている浅田美代子さんが帯の推薦文を書いてくれました。
飼い主を選べない
彼らを守るのは
私たち飼い主の責任です。
獣医師と
いい関係を築くことが
どれだけ大切か…。
西山先生がわかりやすく
書いてくれた。
浅田美代子/女優
はじめに
第1章 飼い主と獣医師のQ&A
[質問1]初診
初めて受診するとき
獣医師に何を、どこまで話すべき?
[質問2]初診
いっぱい質問をしたら先生にいやな顔をされた。
いい質問の仕方はありますか?
[質問3]初診
診察を終え、会計で金額を聞いてびっくり!
事前に金額を教えてもらえないの?
[質問4]初診
注射のとき犬が大暴れしました。
先生が下手なのかな?
[質問5]初診
診察室で犬猫に赤ちゃん言葉で
話す飼い主はバカっぽく見えますか?
[質問6]初診
獣医師にとって
困る飼い主ってどんな人ですか?
[質問7]予防
アメリカでは犬の混合ワクチンの接種が
3年に1回でいいと聞きましたが本当ですか?
[質問8]予防
今まで5種だった混合ワクチンを
7種がいいと勧められました。従うべき?
[質問9]予防
猫にもワクチンの接種を勧められました。
室内飼いで外には出さないのに必要ですか?
[質問10]予防
フィラリアの薬やフロントラインはネットで
安く買えるので、病院でもらう必要はない?
[質問11]再診
まったく触診しない先生に、ちゃんと触って
診てくださいと言いたいけど、なかなか言えない。
[質問12]病気・ケガ
病気になってから病院を探すのでは遅い?
狂犬病ワクチンは自治体で受けています。
[質問13]病気・ケガ
どうしても病院に連れていけないとき
動画を送って診てもらうのはダメですか?
[質問14]病気・ケガ
「手術する方法もあるが治らないこともある」と
先生に言われ、判断に困っています。
[質問15]病気・ケガ
動物病院にしか売っていない高い療法食を
勧められました。金額が高くて悩むのですが。
[質問16]病気・ケガ
お金もかかるし、あまり検査をしたくありません。
獣医さんには愛情が少ない飼い主にみえるのかな?
[質問17]老化
高齢で足腰も弱り、ワクチンも打たなくていいと
言われました。もう病院に行かなくていい?
[質問18]老化
入院させずに自宅で看病したいのですが、
入院を勧めてくれた先生に悪い気もします。
[質問19]老化
痛みが辛そうで安楽死させたほうがいいと
家族は言いますが、どうしたらいい?
[質問20]転院
引っ越して病院を変わることに。
新しい先生にはどんなことを伝えればいい?
[質問21]転院
今の病院と合わないので、転院を考えています。
「カルテのコピーをください」と言っていいの?
[質問22]セカンドオピニオン
セカンドオピニオンを取ると、今の先生が
気を悪くしないか心配。内緒でやってもいい?
コラム・・・Silly Question〔愚問〕
第2章 診察室での会話のトレンド
1980年代
1990年代
2000年代
2010年~現在
西山ゆう子[ニシヤマ ユウコ]
北海道大学獣医学部獣医学科卒業後、東京と北海道の動物病院に勤務。1990年にアメリカに移住し、アメリカ合衆国獣医師免許を取得。勤務医、獣医大学の客員教授を経て、ロサンゼルス郊外に動物病院を開業し、院長を務める。2014年、拠点を日本に移し、シェルターコンサルタント、保護動物アドバイザーとして活動。動物虐待、殺処分問題、多頭飼育崩壊問題などに取り組み、日米で講演を行なっている。
相模原どうぶつ福祉病院(2017年1月オープン予定)役員。
内容説明
獣医師として30年。日本とアメリカで数多くの動物を治療し、多種多様な飼い主と付き合ってきた西山ゆう子医師による、動物病院に行く前に読む本。
目次
第1章 飼い主と獣医師のQ&A(初診―初めて受診するとき獣医師に何を、どこまで話すべき?;初診―いっぱい質問をしたら先生にいやな顔をされた。いい質問の仕方はありますか?;初診―注射のとき犬が大暴れしました。先生が下手なのかな?;初診―診察室で犬猫に赤ちゃん言葉で話す飼い主はバカっぽく見えますか?;初診―まったく触診しない先生に、ちゃんと触って診てくださいと言いたいけど、なかなか言えない。 ほか)
第2章 診察室での会話のトレンド(1980年代;1990年代;2000年代;2010年~現在)
著者等紹介
西山ゆう子[ニシヤマユウコ]
獣医師、保護動物アドバイザー、相模原どうぶつ福祉病院(2017年1月オープン予定)役員。1984年、北海道大学獣医学部獣医学科卒業。東京と北海道の動物病院に勤務後、1990年にアメリカ・ロサンゼルスに移住し、アメリカ合衆国獣医師免許を取得。ウィルシャー・アニマルホスピタル(サンタモニカ市)の勤務医、アイオワ州立獣医大学の客員教授を経て、ビレッジ・ベテリナリーホスピタルを開業。院長として数多くの動物たちの診察・治療にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。