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内容説明
脱原発から国会前のデモまで。社会学者・上野千鶴子が読みながら、走りながら、考えた。書評を通して時代が見える。
目次
第1章 社会を変える
第2章 戦争を記憶する
第3章 3・11以後
第4章 格差社会のなかのジェンダー
第5章 結婚・性・家族はどこへ?
第6章 障・老・病・異の探求
第7章 ことばと文化のゆくえ
著者等紹介
上野千鶴子[ウエノチズコ]
専門は女性学、ジェンダー研究。京都大学大学院卒業、社会学博士。現在、東京大学名誉教授、立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。『近代家族の成立と終焉』でサントリー学芸賞受賞。平成23年度朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
57
【読書は生ものだ。たとえ古典を読んだって、読書はいつも「今」と対話している】読みながら走りながら考えた、時代の「いま」と伴走する書評集。故・色川先生の対談集『色川大吉対談集 あの人ともういちど』が大尾を飾る。その文章。<「このような政治を許してきているということは、我々の次の世代に対する重大な責任だと思いますね。もし、この後も生きられるとしたら」と色川さんは言う。ミナマタの後にフクシマを許した私たちは、次の世代にどんな責任をとればいいのだろうか>と。この言葉を噛みしめ、ずらりと並んだリスト本を眺める――⇒2022/01/03
ヒデミン@もも
47
上野千鶴子さん、好きだったんだけどなぁ。彼女が変わったのか? 私が変わったのか? 時代が変わったのか? 2017/06/11
緋莢
16
安保関連法案に反対するデモで唱えられた「民主主義」について、3・11東日本大震災をマスメディアはどう伝えたのか?子どもが貧困になる社会構造・・・日本社会の様々な問題について社会学者である著者が毎月、テーマを決め、3冊の本を取り上げ、書評を通して時代を考える。2017/09/04
とよぽん
12
新聞等に載せた書評を単行本化したものだ。日本の「今」と「これから」を考えるために参考すべき必読書が満載で、圧倒される。単発的に紹介し評価するのではなく、毎回、複数の書籍を取り上げ、それらを有機的に関連させて「時局」を論じている筆力は、さすが上野先生! と思った。本書を何度も読み返して、取り上げられているいろいろな本を読んでみたい。2017/06/10
空
8
上野先生がいろんな本を紹介する本だった。本の紹介とご自身の意見がごっちゃで良い本なのかどうなのかがイマイチ伝わりにくかった。2020/03/17