みーんなほんなごと！

小松 政夫【著】

さくら舎（2020/03発売）

• サイズ 46判／ページ数 232p／高さ 19cm
• 商品コード 9784865812398
• NDC分類 779.9
• Cコード C0095

出版社内容情報

芸の話と人情話。なけます、笑えます！

「しらけ鳥音頭」「小松の親分さん」など数々の芸をヒットさせ、日本を笑わせ続けるコメディアン・小松政夫が軽妙に書く面白話！ひとり立ちしたあと、特注の暖簾を送ってくれた「オヤジさん」こと植木等。大声で笑い転げる高倉健。伊東四朗。タモリ、ハナ肇、谷啓、吉永小百合、青島幸男、大橋巨泉、博多大吉・華丸など、錚々たる芸人・役者・芸能人とのホントにあった話が盛りだくさん。そのほか芸の誕生秘話、日常の珍事件、故郷博多のいい人など、思わず吹き出してしまう話から泣ける人情話まで書きつくす。

どれもこれも「みーんな ほんなごと（全部本当のこと）！」

※初出誌『月刊はかた』（2008年5月～2019年2月）

内容説明

人生の師植木等、ハナ肇・谷啓・高倉健・伊東四朗・大橋巨泉・タモリ他、そして多くの無名人に教えられ鍛えられた極上の話をコメディアン魂で書き尽くす！笑いと涙とペーソスが炸裂！

目次

いーち！（一本立ち；最初のレギュラー番組「今週の爆笑王」；初めての飛行機　ほか）
にーい！（タモちゃん；糖尿病と痛風；レプリカの優勝カップ　ほか）
さーん！（暖簾分け；森進一ショーでのハプニング；谷啓さんと麻雀　ほか）

著者等紹介

小松政夫［コマツマサオ］
１９４２年、福岡県博多に生まれる。一九歳のとき、役者を目指して上京、俳優座を受験、試験に受かったものの、数千円の入学金が払えず断念する。その後、横浜トヨペットでトップセールスマンとなるが、１９６４年にクレージーキャッツの植木等の付き人兼運転手の募集に応募、六〇〇人の中から選ばれる。その後、コメディアンとして、日本テレビの「シャボン玉ホリデー」でテレビデビュー。初舞台はクレージーキャッツの日劇公演。以降、数え切れないほど、テレビ、映画、舞台に出演。２０１１年に社団法人日本喜劇人協会１０代目会長に選出される。著書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KF]

小松政夫さんはテレビで観ると常に標準語を使っていたように思っており、この本に出合えなければ福岡県人である事を知らないままでしたね。芸能人になる前に横浜トヨペットでトップセールスマンを経て、植木等の付き人を勤め、独り立ち。その交友範囲の広いこと。そして中身の濃い事。読まずにいれば「あぁ、軽くて面白い芸人さんね」で終わってしまうところでした。

2024/03/24

[tetsubun1000mg]

小松政夫さんの最新エッセイ。　相変わらず元気に活躍されているようで嬉しいです。　　今回は植木等師匠の思い出話と、小松さんの持ちネタが周りの人の観察から生まれたことが正直に語られています。　　こんな店でお客さんがこんな状況で話していたことを材料にして使ってみたら大うけしたなど。　舞台挨拶などでドッカンドッカンと来場者を笑わせる、この人が本物のエンターテイナーなのだろうなと思った。

2020/06/04

[ナランペット]

「月刊はかた」に掲載されたエッセイを集めたもの。植木等の付き人から始まり、如何にしてこれだけの成功を収められたのかを徒然なるまま書かれている。博多で読まれる雑誌であることを意識して、幼少期の思い出から芸能界の裏事情まで本人しか知り得ないことが書かれており興味深い。この人もテレビ画面で見るのとは全く違う素の顔を持ち、笑いに対してはストイックで純粋であるのが感じられる。生粋の博多っ子の涙もろい純情の一面が見られ人間的な魅力あふれる一冊。

2021/01/18