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出版社内容情報
十文字青[ジュウモンジアオ]
白井鋭利[シライエイリ]
内容説明
ジャンボという名のオーク率いるフォルガンとの戦いが混迷を極める最中、ハルヒロたちはかつてない危機を迎えていた。ランタのフォルガンへの寝返り。そして、一人また一人と散り散りになっていく過酷な撤退戦。パーティのみんなの安否がわからないまま、ハルヒロたちは自分たちにとってパーティの仲間が、どんな存在だったかを再認識していく。失いそうになってはじめて知るそれを、ハルヒロたちは本当に失ってしまうのか、それとも―。霧深き千の峡谷で、“孤独”という敵と相まみえる時、灰の中から生まれし冒険譚は新たな一幕を紡ぎはじめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
70
未熟な義勇兵たちの戦いを描いた物語の第九弾。仲間とバラバラになってしまったハルヒロたちの過酷な撤退戦を描いた話。まさかのラブコメ成分増量。仲間一人一人の心情を描写し、それぞれがパーティについてどのような思いを抱いているのかを描いた事で、キャラクターの新たな一面を知れたのが今回1番の収穫ですね。特にメリィが実はポンコツ可愛い子だったのは結構な驚き。セトラとのくだりは嫉妬心隠しきれてないので見ものです。パーティが散り散りになったからこそ出来た展開でした。ランタの行方も気になるし、次巻も楽しみです。2016/08/24
ツバサ
55
今回はハルヒロとメリィ以外がバラバラになって行動してたから各キャラの内面描写が書かれてて良かった。1番はメリィの可愛さ。猫に触りたいけど触れなくてもがくメリィ、嫉妬するメリィとメリィ成分たっぷりでした。表紙のメリィの太ももも良かったです。あと、最後にランタ以外が合流出来たけどこれからどうなるかな。前巻のランタの裏切りの真相が分かっただけに一人で旅するランタと再会できるか心配だ2016/08/25
Susumu Miki(Dik-dik)
54
前巻のグリムガル帰還からの一連の騒動の継続。そして展開的には次巻へ続く。前巻から入り始めたハルヒロ以外の視点からの描写がこの巻でもわりと多かった印象。ランタなりの考えや事情もだいぶわかってきました。そして、まあそんな気もしていましたがクザクから見ると「ハルヒロはカッコいい」のですね。ハルヒロからどう見えているかはさておき、読者から見るとメリィが明らかにポンコツヒロイン化してますね。そしてシホルは前巻から引き続き、どんどん頼りがいのある存在に。ユメ、君はそのままでいいっていうかそのままがいい…。2016/08/28
よっち
53
ジャンボ率いるフォルガンとの戦いが混迷を極める最中、ハルヒロはメリィを救い出すものののメンバーとバラバラになってしまい、各々が再集結に向けて奮闘する第八弾。敵対することになってしまったランタの真意。今回はバラバラになった仲間たちそれぞれの視点での心情が語られているのがとても新鮮で、ハルヒロ軒並み高評価でしたね(苦笑)何よりセトラに振り回されるハルヒロを意識して、冷静でいられないメリィの混乱ぶりが可愛かったです。今回でそれぞれ成長したなあと思える部分もあって、ランタが今後どうなるかも含めて次巻が楽しみです。2016/08/23
ランタン
50
周りからみたハルヒロってなんか新鮮だった。ラブコメしてるけど次巻どうなるんだろうか。2016/08/27