包摂と排除の教育学―マイノリティ研究から教育福祉社会史へ

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包摂と排除の教育学―マイノリティ研究から教育福祉社会史へ

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  • サイズ A5判/ページ数 467p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865000771
  • NDC分類 376.9
  • Cコード C0036

内容説明

「包摂」がはらんでしまう「排除」を鋭く射抜き世評高い論考。待望の増補新版誕生!この8年の社会の激しい動きに対する現実的関心を投影するとともに、旧版刊行後格段の進捗をみせた高知県の福祉教員に関する研究成果を反映させた、待望の書。

目次

教育における包摂と排除への視点
第1部 “包摂”の原像―高知県の「福祉教員」に関する研究(“社会”と教壇のはざまに立つ人びと―「ゲートキーパー」としての福祉教員;福祉教員の自律性・自発性・民主性―その呼称問題を手がかりに;三つの実践記録を結ぶもの・隔てるもの―福祉教員が経験した「歴史的断層」に関する考察;草創期の福祉教員は語る(1)―福岡弘幸の場合 ほか)
第2部 浮遊する“包摂”―民族学校以外での在日朝鮮人教育の事例から(未完の着地性―一九五〇‐六〇年代の大阪市立玉津中学校における在日朝鮮人教育;着地から浮遊への分岐点―「一九六五文部次官通達」の読み方;新たな「包摂」の立ち上がり―一九七〇年前後の大阪市における在日朝鮮人教育の「言説の交代劇」から;在日朝鮮人教育の「個人戦」的深まり―『全国在日朝鮮人教育研究集会』資料を手がかりに ほか)
教育福祉論のために

著者等紹介

倉石一郎[クライシイチロウ]
1970年兵庫県生まれ。京都大学教授(大学院人間・環境学研究科 共生人間学専攻)。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。東京外国語大学教員をへて現職。『包摂と排除の教育学―マイノリティ研究から教育福祉社会史へ』の旧版で2011年、日本教育社会学会第四回奨励賞(著書の部)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

32
同和教育からマイノリティにとって、教育の包摂と排除はどのように働いたのかを研究し、福祉教員の果たした役割や今日的な教育福祉論を提起した意欲作です。著者は包摂のなかに排除を見出し、排除のなかに包摂を見出すという「入れ子構造」論を提起し、その視点で福祉教員の実践を分析しています。また、ハンナ・アレントの議論を参考に公共性を考察していました。とても難しい内容でしたが、深めたいと思いました。2018/06/08

katoyann

20
戦後日本社会における被差別部落や在日朝鮮人を包摂する教育実践について、当該文書や関係者へのインタビュー調査をもとに考察した教育社会学の研究書。生活保障の取り組みとして教育が位置付けられていた状況について、高知県の福祉教員の実践などを例にして描出している。結論にあるように少子高齢化社会にあって教育に対して公費を負担するという市民側のインセンティブが下がっていく一方で、教育が持つ公共的な機能や福祉的な機能を維持する難しさについて、歴史の描写をもとに炙り出している。専門書なので難解だが、鋭い現状分析だと思う。2023/02/24

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