内容説明
今ロシアの自動車が熱い!ロシア政府の支援策を受けて各国メーカーがしのぎを削る、自動車市場「最後のフロンティア」からの最新リポート。
目次
1 ロシア自動車市場の成長の軌跡
2 ロシア自動車市場の今
3 ロシア自動車市場の個性
4 外資によるロシア現地生産
5 ロシアにおける自動車生産の現状
6 AvtoVAZとルノー/日産の共同プロジェクト
7 WTO加盟とロシアの自動車産業のゆくえ
著者等紹介
坂口泉[サカグチイズミ]
一般社団法人ロシアNIS貿易会ロシアNIS経済研究所部長。1954年生まれ。1977年上智大学外国語学部ロシア語学科卒。フリーの翻訳家を経て、1988年に一般社団法人ロシアNIS貿易会(当時、ソ連東欧貿易会)入社。現在、同会ロシアNIS経済研究所部長。専門は、エネルギー分野、自動車産業を中心としたロシアの産業全般
富山栄子[トミヤマエイコ]
事業創造大学院大学教授。1963年新潟市生まれ。1986年東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒。商社、テレビ局での通訳・翻訳・解説、法廷通訳を経て、2002年新潟大学大学院現代社会文化研究科博士課程修了(経済学博士)。2006年より学校法人新潟総合学園事業創造大学院大学准教授、2010年より同教授。専門は、グローバル・マーケティング論。ビジネス戦略論。自動車メーカーの戦略や新興国自動車市場を中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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晴天
1
ビジネス状況については10年近く経っているので個別企業の内実や取り巻く環境についてはあくまで当時の情報ではあるが、しかしロシアというクセの強い市場についての分析は今なお新鮮である。高級セダンやタフなSUVが好まれ小さな車・安い車はひどく侮られるのでAセグメントの世界戦略車が通用せず、同一車種でも現地生産車より輸入車が好まれ見分け方の指南まで為されるので現地生産も容易くなく、人とは異なるものを欲するのでメガヒットも生まれにくく、新しいものを試したがるのでブランドロイヤリティが極端に低い。難しい市場である。2021/07/14
O. M.
1
ロシアにおける自動車の消費性向、生産者の動向、関連政策などの解説書。素人の私にも十分理解できるレベルです。個人的に興味深かったのは、ロシア人の自動車の趣向が分析されているところ。自動車のみならず、ロシア人の一般的な趣向を理解する助けになると思われます。自動車業界以外の方でも、ロシアに興味があったり、ビジネスで関係のある方に気軽にお勧めしたい一冊です。2014/04/04
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- 和書
- 詞書の語彙論