シリーズ・中世関東武士の研究<br> 畠山重忠

シリーズ・中世関東武士の研究
畠山重忠

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  • サイズ A5判/ページ数 365p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864030663
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0021

目次

総論 武蔵国畠山氏論
第1部 平氏政権・初期鎌倉幕府と畠山氏(武蔵国における知行国支配と武士団の動向;『平家物語』諸本における畠山庄司重能;平家は当時一旦の恩、佐殿は相伝四代の君なり、―榛沢成清の一言)
第2部 武士・在地領主としての畠山氏(一二世紀における武藤武士の所領形成と荘園;武蔵国留守所惣検校職の再検討―「吾妻鏡」を読み直す;武蔵国と秩父平氏―成立期の本拠を探る;在地領主としての東国豪族的武士団―畠山重忠を中心に;鎌倉節と報復―畠山重忠と二俣川の合戦;武蔵武士畠山重忠ゆかりの地)
第3部 重忠以後の畠山氏(鎌倉時代の畠山氏について;足利氏と畠山氏―岩松畠山氏の成立;南北朝・室町期の南武蔵領主の様態と前提―武州普済寺と平姓柴崎氏を手がかりに;鎌倉府の足利一門(二)畠山氏について)
第4部 武蔵国畠山氏関係史料

著者等紹介

清水亮[シミズリョウ]
1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学、早稲田大学)。現在、埼玉大学教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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だまし売りNo

23
畠山氏の威勢は武蔵守の平賀朝雅にとって都合が悪かった。朝雅は北条時政と牧の方の娘婿である。朝雅は畠山氏が謀反を企んでいると牧の方に讒言し、謀反人とした。北条義時は「忠実で正直な重忠が謀反を起こす訳がない」と反対したが、押し切られた。重忠は「鎌倉に異変があり、至急参上せよ」との虚偽の命令で呼び出され、途上で討たれた。これが畠山重忠の乱である。合戦後に義時は重忠が少数の兵しか用意していなかったことから謀反を起こそうとしていたとは考えられず、讒言による冤罪であると時政を批判した。 2022/07/09

BIN

6
鎌倉武士の代表ともいうべき畠山重忠を中心とした畠山氏の論文集。重忠本人というよりかは祖先やその父親のこと、領主としての畠山氏や血の繋がりはないけど重忠以降の畠山氏(三管領)のことについてでした。こういう学術書読まなきゃ横のつながりが見えてこないので新鮮でした。平家全盛のときに平家側について源頼朝挙兵時に三浦氏を攻撃し、重忠の外祖父でもある三浦義明を戦死させた結果、後年復讐される流れになっていたとは知りませんでした。出家していた子も讒言で殺されてるのはひどい。2018/12/22

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