内容説明
「ハリー・ポッターを差し出せ」。ホグワーツに戻ったハリーを、ヴォルデモートが追い詰める。ホグワーツを揺るがす激しい戦いの最中、ついにすべての真相を知ったハリーは、ただひとり、帝王の待つ「禁じられた森」へ向かう。護るべきものを持つ者と、ひたすら力を追い求める者。「死」を制する勝者ははたして…?小学中級より。
著者等紹介
ローリング,J.K.[ローリング,J.K.] [Rowling,J.K.]
1965年、英国南部に生まれる。1997年に出版された『ハリー・ポッターと賢者の石』がベストセラーとなり、「ハリー・ポッター」シリーズ全7巻は、世界中で4億冊以上を売り上げた。2001年、大英帝国勲章(OBE)を受章。2014年現在は、小説のほか映画や舞台の脚本をも手がけている。エディンバラ在住
松岡佑子[マツオカユウコ]
同時通訳者、翻訳家。国際基督教大学卒、モントレー国際大学院大学国際政治学修士。日本ペンクラブ会員。スイス在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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baba
16
ついに終わってしまた。終わらぬ不毛な戦いで作者は何を伝えたかったのか。学園の仲間が大勢駆け付け勢いを得たが、同様に沢山の仲間が傷つき7年にわたるこの物語は何を語ろうとしていたのか。最後に幸せな姿が見られたのは喜ばしいがこれが世界をわかせたおわりなのか、もう一度読まないとわからないのかも。トビィーの健気さを知り、スネイプ先生の真実を知り得たものもあった。2015/06/13
きょちょ
10
シリーズ全て読了。全体的には楽しめた。しかし、作を追うごとに盛り上がる、というわけではなかったのが残念。1・2作が一番面白い。無駄がなく、展開もスムーズで、ハラハラドキドキもあった。次に5作目。主だったものが勢ぞろいした「活劇」として楽しめた。シリーズ通して最も残念なのは、私には主人公の魅力がついに感じられなかったということ。魅力という点では、スネイプ先生が一番。19年後の話を書くなら、ここまでに登場したもっと多くの人達の19年後の話まで書いて欲しかった。★★★★2015/06/08
ハーちゃん
9
遂に読了。 ヴォルデモートとの最終対決は最高に面白かったです 透明マントは最初から最後まで大活躍でしたね スネイプもなんだかんだありましたが、いい奴だったんですね。 死人が多すぎたので、最後皆がよみがえるのかと思いましたが、そうではなかったです😅 20冊は多かったですが、読んでよかったです 「死の秘宝」が一番面白かったです2020/09/05
だまし売りNo
8
母親の力は物語のテーマである。モリー・ウィーズリーは最強の副官レストレンジを倒した。マルフォイ家がヴォルデモードと運命を共にしなかったことは母親の動きが大きい。子どもを守ろうとするリリーの力はヴォルデモードを撃退した。家族の絆を描くことは必然であるが、それは一族という個人を抑圧する前近代的要素につながりやすい。 2018/11/24
yukitalia
4
あのシーンが辛いなー。最終章でみんなが親戚になるのが良かった。作者は迷いがあったみたいだけど私はあのカップリング好き。2018/11/27