団地をリファイニングしよう。

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団地をリファイニングしよう。

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  • サイズ A4判/ページ数 127p/高さ 22X23cm
  • 商品コード 9784863581210
  • NDC分類 527.8
  • Cコード C3052

内容説明

戦後、大量につくられた「団地」が今、大きな問題を抱えている。建物や設備の老朽化、耐震性能、生活に合わなくなった間取り、そして住人の高齢化など、解決すべき課題は多い。しかし団地は、もうすでに懐かしい風景や近所づきあいをつくり上げてきた。住み続けてきた人がこれからも住まうことができ、新たな住人にとっても魅力的な団地再生を「ダンチズム」と呼びたい。そのためには、それぞれの団地が育んできたものを根こそぎ壊して建て替えるのではなく、建築の再生を行う「リファイニング」が有効だ。本書は、「団地をリファインしよう。」に続く、団地再生を考える第2弾である。

目次

久留米西団地調査報告(東京都東久留米市)(マスハウジングとしての団地からダンチズムへ―ダンチズム2050;団地リファイニングと「まちづくり」)
観音山団地調査報告(福岡県北九州市)(地域特性から見た観音山団地のリファイニング)
集合住宅リファイニング事例(3工期に分けての住みながら施工(光第6ビル)
階段室をエレベータスペースに(ルミナスコート壱番館)
外装を一新(イプセ都立大学)
共用部を豊かに(イプセ目黒鷹番)
2棟に分離して耐震性能向上(FTK BLD.)
外部廊下を内廊下に(高根ハイツ))
海外の団地再生事例
座談会 団地について一緒に考えよう

著者等紹介

青木茂[アオキシゲル]
1948年大分県生まれ。首都大学東京戦略研究センター教授。青木茂建築工房主宰。博士(東京大学工学)。主な受賞に日本建築学会賞業績賞(2001年)、グッドデザイン賞特別賞(1999、2010年)、グッドデザイン賞(2005、2008、2010年)、JIA環境建築賞(2000年)、BELCA賞(2001年)、福岡市都市景観賞(2005、2006年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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そ吉

3
本書は団地のリノベーションではなくリファイニングについて事例を紹介している。つまり、用途変更をせずに団地としての利用を前提に建物の改修、改築を行うものであるが、昭和30年代から40年代にかけて建てられた団地は機能的にも物理的にも入居者の属性変化に対応できないものとなっている。 そこで、団地という一団の集合住宅の集積区域という特性を活かし、減築による開放空間の創設やバリアフリー化等高齢者等が引き続き入居できるインフラ整備を行うが、そこに居場所としてコミュニティ形成の場も計画する事が望ましいだろう。★★★☆☆2022/04/03

landman

0
新たにつくるのではなく、今あるものを大切につかう工夫は大切な視点。2011/08/08

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