自然災害と考古学―災害・復興をぐんまの遺跡から探る

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784863520912
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

内容説明

榛名山二ツ岳の噴火による火砕流堆積物の下から、1500年の歳月を経て現代によみがえった。群馬県内各地には噴火、地震、洪水など自然災害の痕跡があり、そこから当時の生活の様子や復興に向け尽力する姿、たくましく生き抜いた先人たちの歴史が見えてくる。

目次

序章 遺跡から自然災害を考える(発掘された自然災害跡;群馬県の火山噴火史)
第1章 古噴時代の自然災害と遺跡(浅間山の噴火と古墳社会の形成;榛名山麓の火山災害(Hr‐FA)
黒井峯遺跡と火山災害(Hr‐FP))
第2章 平安時代の自然災害と遺跡(弘仁の大地震・赤城南麓の地震被害;弘仁の大地震・国府周辺の地震被害;記録された弘仁の大地震;平安時代末期の浅間山大噴火;荒廃地の再開発と中世の幕開け;特稿 女堀の再検討)
第3章 江戸時代の自然災害と遺跡(天明三年浅間山の噴火;浅間山火山災害からの復旧・復興;前橋城に刻まれた災害の記憶;古文書に残る浅間山火山災害;災害考古学から学ぶこと)