内容説明
患者本人の残された時間を、医療はいかに支援すべきか?また、医療方針をめぐる意思決定はいかにあるべきか?さらにその時の医療倫理とは何なのか?医療従事者として、あなたの中にある倫理的課題をもう一度見つめ直すために本書があります。
目次
第1章 序論
第2章 事例検討1:高齢期の統合失調症
第3章 事例検討2:認知症
第4章 事例検討3:その他の精神疾患
第5章 事例検討4:日常的な看護における倫理的課題
第6章 事例検討5:法令と医療倫理・制度上の検討
最終章 総括
著者等紹介
齋藤正彦[サイトウマサヒコ]
東京都立松沢病院院長。医学博士。精神保健指定医。1980年東京大学医学部医学科卒業、同附属病院精神神経科にて研修後、東京都立松沢病院に勤務。1985年ロンドン大学精神医学研究所へ留学。1986年東京都立松沢病院へ帰任。1991~1998年東京大学医学部精神医学教室講師。1998年慶成会青梅慶友病院副院長、2005年慶成会よみうりランド慶友病院副院長、2006年翠会和光病院院長を歴任。2012年7月より、東京都立松沢病院院長。日本老年精神医学会評議員・専門医・指導医、日本司法精神医学会理事。主な研究テーマは老年期認知症の医療・介護。高齢者の意志能力、行為能力に関する司法判断
井藤佳恵[イトウカエ]
東京都立松沢病院精神科。医学博士、精神保健指定医。東京大学文学部フランス語フランス文学科卒業後、(株)伊勢丹勤務を経て東北大学医学部に学ぶ。東北大学病院精神科、東京都健康長寿医療センター研究所自立促進と精神保健研究チーム研究員を経て2015年より東京都立松沢病院精神科医長。2020年10月より東京都健康長寿医療センター認知症支援推進センター長。日本老年精神医学会評議員・専門医・指導医。主な研究テーマは高齢者困難事例を中心とした地域保健、精神疾患をもつ人の意思決定支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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