内容説明
災害と緊急時の対応はいかにあるべきかを問う…阪神・淡路大震災、東日本大震災の経験から我々はなにを学んだのか?その教訓は生きているのか?高齢者が災害に遭ったとき、いつ、なにが必要なのか?また、私たちは、なにをもって状況を把握・判断し、どのように動くべきか…これらのすべてが本書に記されています!!
目次
第1部 災害時の高齢者のニーズに対するコミュニティー対応(サービスを調整する―アメリカ合衆国における州と地域のネットワークと社会資源;防災に関する老年医学の国家および国家間モデル―カナダ方式;高齢者への災害対策サービス―スーパービジョンならびに促進化リフレクティブ・プラクティスを中心として;コミュニティープランの作成―公衆衛生の視点で;高齢者と介護者のための自助ツール;ボランティア―災害時の役割と活用)
第2部 災害時に必要な高齢者への医療対応(災害時の高齢者に対する心理社会的・薬理学的介入;災害における高齢者へのケースマネジメント;補完代替医療アプローチ)
第3部 被災高齢者および遺された者への精神医学的対応(高齢者の災害時メンタルヘルス資源に位置づけられる多職種チーム;鑑別診断のための老年医学的アセスメント;死別と悲嘆―災害や緊急時の「正常」とは?)