出版社内容情報
ウィルスサイズのナノマシンが体内を巡回し健康管理をしてくれる夢の体内病院。それを可能にするナノテクノロジーに立脚した次世代医療を紹介。
内容説明
「必要な時に、必要な部位で、必要な機能」を「いつでも、どこでも、誰にでも」身体的・経済的負担を最小限にしながら必要な検出/診断/治療を提供したい。それを可能にするのが、本書で紹介するナノテクノロジーに立脚した次世代医療技術。ウイルスサイズのナノマシンが私たちの体内を隈なく巡回し健康管理をしてくれる夢の体内病院(In‐body hospital)により、人々が自律的に健康になる社会を目指す。
目次
第1章 ナノプローブ―診断を志向する(遺伝子を蛍光検出するナノプローブの開発;遺伝子の一塩基を認識する技術とその応用;りん光を用いた生体内酸素レベル計測)
第2章 治療のためのドラッグキャリア(ウイルスの殻を模倣した薬物輸送材料;バイオナノカプセル:ウイルスを模倣したドラッグデリバリーシステム;ウイルスから学ぶ細胞認識の精度とナノメディシンへの応用 ほか)
第3章 新たな展開―新しいナノメディシン材料作り(環状高分子を利用した新奇ナノメディシン材料;ナノ粒子でつくるワクチン;生物進化をまねた分子部品の設計 ほか)
著者等紹介
片岡一則[カタオカカズノリ]
川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター長。東京大学特任教授。専門はバイオマテリアル(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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