内容説明
認知症になったからと家に引きこもったり、家族の認知症のことで一人悩んだりするのではなく、気軽にふらっと立ち寄って、認知症のことを話し合ってみたい。そんな思いをかなえる場所、それが認知症カフェ。イギリスのアルツハイマーカフェ、メモリーカフェに学び、日本で開設するための具体的な方法をわかりやすく紹介!
目次
1 認知症カフェ開設のための手引き概要
2 認知症カフェ開設のための手引き(認知症カフェとは?;開設を決めるまでの準備;どのような人や団体が認知症カフェを開くのか?;カフェ開設の頻度や時間数・時間帯・曜日について ほか)
3 アルツハイマーカフェ開設の手引きとなるマニュアル
4 メモリーカフェ開設のための手引書
5 認知症カフェの取り組みから(カフェ運営者の声;カフェdeおれんじサロン~「社会福祉法人」が運営する1つのかたち;ボランティアとしての認知症カフェへのかかわり;カフェ紹介)
著者等紹介
武地一[タケチハジメ]
1986年京都大学医学部卒業。医学博士。京都大学医学部附属病院神経内科講師。日本老年医学会、日本認知症学会、日本老年精神医学会の専門医・指導医。NPO法人オレンジコモンズ理事長。京都認知症カフェ連絡会代表世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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紫羊
19
著者は認知症の専門医。店長として認知症カフェの運営にも関わられていたそうです。認知症カフェの先駆けであるオランダのアルツハイマーカフェや、イギリスのメモリーカフェについても多くのページが割かれており参考になりました。2017/03/09
huyukawa
3
今度職場の近くの認知症カフェを見学しようと考えています。そのための勉強用。海外でもまだ手探りなのだということがわかります。2015/07/23
クロウ
2
認知症関連の仕事の予定が入ったので、色々と知ろうと思って読みました。認知症カフェというものをよく知らなかったのですが、購入して例で出ている所がうちのかなり近くだったのでビックリ。ちょっと一度見に行ってみたいと思いました。本の内容は、海外のマニュアルの訳ということもあり一部流し読みした部分もありますが、認知症カフェがどういうものかはよくわかりました。これ以上理解するのなら、直接行ってみた方が良いでしょうね。2015/06/18
Shozo Fujita
1
4 認知症患者、そのかぞく、そして「初期のケアが空白な期間」の予備軍のための介護カフェについての運営ノウハウ。オランダとイギリスにそのルーツを持ち、関係者のメンタルケアと医療への橋渡しを目的とする。★★★★★2016/01/24