内容説明
「風の谷のナウシカ」のような“想像の共同体”をめざして。ボランティアの原理と「非営利」の可能性をたどりながら、「風の谷」のような21世紀の新しい“共同体”に至る道すじが見えてくる。
目次
はじめに―迷える子羊とコロナ禍の時代
1 「超高齢社会」の風景(「労働」に対抗する「仕事と活動」―労働と雇用の劣化はなぜ進んだのか;「介護の社会化」はなぜ行きづまったのか;超高齢社会の地方はなぜトリアージ(命の選別)されるのか ほか)
2 21世紀の新しい「想像の共同体」(二つの焦点をもつ楕円―「有償ボランティア」の第三の見方;終焉の先の弁証法―ボランティアにとってNPOとは何か;日本の「非営利」はどこへ向かうか;非営利という「想像の共同体」―ボランティアとNPOの二五年、そしてこれから)
結 21世紀への想像力
著者等紹介
安立清史[アダチキヨシ]
1957年、群馬県生まれ。九州大学・大学院人間環境学研究院・共生社会学講座・教授。専門は、福祉社会学、ボランティア・NPO論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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「超高齢社会」の風景: 「労働」に対抗する「仕事と活動」 「介護の社会化」はなぜ行きづまったのか 超高齢社会の地方はなぜトリアージ(命の選別)されるのか 「ウッドストック」とは何だったのか 21世紀の新しい「想像の共同体」: 二つの焦点を持つ楕円─「有償ボランティア」の第三の見方 終焉の先の弁証法─ボランティアにとってNPOとは何か 日本の「非営利」はどこへ向かうか 非営利という「想像の共同体」─ボランティアと非営利の二五年、そしてこれから「風の谷のナウシカ」と《想像の共同体》 21世紀への想像力2021/04/29