内容説明
おべんとうハンター阿部夫妻が出会った39人の物語。
目次
袴田フチエさん―じゅんさい採り
工藤敏美さん―バス運転士
ミスターウキウキさん―大道芸人
藤田春香さん―ネイチャーガイド
柳田麦彦さん―商社マン
前川忠夫さん―船長・海士
川田景子さん―クレープ移動販売
山下義明さん―演技事務
青木充さん―土木作業員
家族巡業・その後〔ほか〕
著者等紹介
阿部了[アベサトル]
’63年東京都生まれ。国立館山海上技術学校を卒業後、気象観測船「啓風丸」に4年乗船。その後、仕事をやめてシベリア鉄道で欧州の旅に出て写真に目覚める。東京工芸大学で写真を学び、立木義浩氏の助手を経て、’95年よりフリーランス。雑誌や広告などで活躍する
阿部直美[アベナオミ]
’70年群馬県生まれ。獨協大学外国語学部卒業。夫・阿部了とともに「おべんとう」の旅に出るうちに文章を書くようになり、現在はフリーのライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
116
1巻も大変よかった。そして今回も。お弁当を食べている人はみんな生き生きしていますよね。健康は食からともいいますが、誰かのため、また自分のためのお弁当はやはりがんばってねって気持ちが籠っている。様々な職業や環境にあったお弁当は本当に心が籠っていますね。私もお弁当を作り始めてもう20年になります。相変わらず心を込めるよりもとりあえず作る・・・って気持ちの方が大きいからなぁ。反省しちゃうな。変わったことはできなくとも相手の顔を思い浮かべながら作ろうと思います。大きなおにぎりもいいなぁ~。2014/01/26
mura_海竜
105
購入決定。この本を読んでいて、自分が何を感じたいか心に問いかければ、あったかい心を感じて泣いてしまいたいんではないかと思った。ここに出てくる人たちは色々なものを背負ってる。それがわかるだけで充分。みんな一緒なんだって安心できる。お弁当を前の日にこしらえるのは明日のため、お弁当をいただくのはその日の明日のため。すぐの未来のため。毎日だけど最高の贈り物。自分でつくる人はすぐの将来の自分に。2017/02/26
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
86
★★★★前作が良かったので♪[銀河の森天文台・星空案内人]筧さんのお弁当には、人参の星☆が散っています。本当はハート♡も散りばめられていたのだけれど、さすがにソレはよしたそうです(♡˙︶˙♡)今回3.11の翌年の1月に、三陸でも取材されています。“語る使命”2015/07/22
ぶんこ
69
3巻纏めて借りてきた中の2巻目で、1巻目よりは落ち着いてじっくり読めました。だからかな、どれも美味しそうで食べたくなる率多しでした。お弁当とともに、実に様々なお仕事があるものだと驚いてもいます。移動図書館の司書さんがお弁当持参で島内のガタガタ道を頑張られてますし、コーヒー栽培家のお話も面白かったです。震災で炊き出しに何を食べたか覚えていないというのには衝撃を受けました。それどころではなかったのでしょう。どうにかお弁当を自作出来るようになって良かった。2017/05/10
しぃたろ@記録の一部が消失:(
64
第2巻も相変わらず良い!凝ったお弁当、素朴なお弁当、おにぎり、どれも本当に美味しそうで、眺めていると思わず笑みが溢れてくる。おかずは勿論、形や材質や大小様々なお弁当箱を見るのもまた楽しい。母親の作るお弁当が恋しくなった。第3巻も絶対に読もうと思う。2016/03/08