内容説明
騎士の怨念が棲みつく古城。魂のさまよう墓地。血塗られた裏通り。猟奇殺人事件の舞台となった館。怪奇現象の絶えない廃病院、廃工場。世界の有名心霊スポット、美しくもおどろおどろしい写真集!
目次
城と要塞
墓地
ホテルと公共施設
家、屋敷、宮殿
工場
病院、刑務所
宗教施設
町、都市、島
世界幽霊屋敷マップ
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
172
美しい建造物が多いけれど、殺人、自殺、監禁、災害の現場と聞くとやはり冷気を感じる。沢山の写真の中で特に気になるのは階段だった。フージェール城の地下に降りる階段。首無し将校が頭を探しに井戸から上ってくるフランス要塞の階段。殺人のあったボーデン家の赤い階段。灯台守が転落死した螺旋階段。今も絶叫が聞こえる精神病院の階段。囚人を殺し続けた少年院の地下階段。白眉は、ウェディングドレスの花嫁が転落死した際にろうそくの火がドレスに燃え移ったという大理石の階段。ブラン城の城壁にドラキュラらしき影が映っているのは気のせい?2020/06/09
ケイ
154
お城の幽霊には怖さとドキドキを。お墓の幽霊は怖いもの見たさへの刺激。工場や刑務所の写真は荒れている。病院のは怖いな。さすがの私も目を逸らすのは、メキシコシティの人形島。モン・サン・ミッシェルもこういうスポットだったのには、納得。行った時にゾクゾクっとしたもの。 ここに出ているところ、特にイギリスのは巡ってみたい。インドネシアとフィリピンでは、日本兵が虐殺を行ったところがあげられていた。イタリアやニューヨークには患者を隔離する島があった。写真にも、哀しみのエネルギーを感じた。2019/01/08
パトラッシュ
90
ブラン城やペール・ラシェーズ墓地、ダコタ・ハウスなどには行ったが、その手の気配は全く感じなかった。霊感ゼロ人間なので当然だが、死体が集まる墓地を除き幽霊屋敷とされる建物には共通点がある。現代では許されないとされることが、そこに人が住んだり稼働していた時代には問題視されていなかったのだ。様々な理由で空き家になって後、かつて行われた拷問や処刑、殺人、戦争、強制労働に災害に思いを馳せて「そんな過去があるのでは呪われて当然」と思ってしまったのではないか。あと、バンコクの死体博物館がないのは画竜点睛を欠くと思うが。2020/09/24
nuit@積読消化中
85
【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉スティーヴン・キングが『シャイニング』のインスピレーションを得たと言われる、米国コロラド州エステートパークのスタンリーホテルが載っておりました。そして、英国エディンバラのメアリー・キングス・クロースでは、日本の霊能者(おそらく宜保愛子さん!?)が霊に足を強く引っ張られたという…。そんな小ネタも満載。2020/08/22
ゆみきーにゃ
85
《図書館》読みたすぎて隣の市まで借りに行って来た一冊。お城は雰囲気からして怖い。人形島は絶対出る気がする。写真で見るだけで怖い。2019/11/16