出版社内容情報
米国では軍事基地の存続と基地周辺環境への配慮を両立する発想は一般的である。本書は、そうした米国の基地問題をめぐる政策と課題について考察し、在日米軍基地問題への新たなアプローチの可能性を提示する。
目次
第1章 軍事訓練による環境被害と環境法の適用問題
第2章 軍事的即応力の維持と環境への配慮
第3章 訓練環境の維持と土地利用の観点
第4章 エンクローチメントへの新たな施策
第5章 地域社会から見たエンクローチメント
終章 政策的な観点からの考察
著者等紹介
鈴木滋[スズキシゲル]
1962年、山形県山形市生まれ。1985年、上智大学法学部法律学科卒業、国立国会図書館入館。2008年、国立国会図書館調査及び立法考査局外交防衛課長。2014年、法政大学大学院公共政策研究科修士課程修了。2020年、法政大学大学院公共政策研究科博士課程修了。公共政策学博士。国際安全保障学会、環境法政策学会会員。専門は米国の安全保障問題、米軍基地問題。現在、国立国会図書館専門調査員・調査及び立法考査局外交防衛調査室主任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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