内容説明
今日の環境問題は、自国の環境規制だけで解決しうるものではない。他国からの影響を考慮することはもちろん、地球規模での問題にも目を向ける必要がある。本書は、これらの環境問題のうち、特に重要な問題を選び出し、国際法分野と外国法分野に分け、各法律分野の専門家が正面から取り組んだ論考を集積したものである。
目次
第1編 国際法(持続可能な宇宙探査利用のための国際法形成をめざして;海洋生物遺伝資源に関する国際法上の規制―現状と課題;武力紛争と環境保護―国際法の視座から;EU環境法の実効性確保手段としてのEU環境損害責任指令;国際環境立法と国際組織)
第2編 外国法(海洋哺乳動物の保護のためにアクティブ・ソナーの使用はどこまで制限されるべきか―Winter v.NRDC事件連邦最高裁判決が示す軍と環境法制のあり方;最近の欧州環境政策の動向;自然資源管理の法理と手法―地下水資源管理の日独比較から;中国における環境民主の原則をめぐる法的議論動向―環境権および公衆参加を中心として)
著者等紹介
永野秀雄[ナガノヒデオ]
法政大学人間環境学部教授。米国ゴンザガ法科大学院ジュリス・ドクター・コース卒、米国ジョージ・ワシントン大学法科大学院LL.M.コース卒。専門は日米比較法
岡松暁子[オカマツアキコ]
法政大学人間環境学部准教授。上智大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。専門は国際法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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