内容説明
今に語り継がれる名番組『すばらしい世界旅行』。シリーズの記念碑的作品「KULA―西太平洋の遠洋航海者」はどのようにして作られたのか。制作に3年の歳月を要したこのフィルムの、メイキング版ともいうべき全記録。
目次
第1部 ムワリのクラ(トロブリアンド諸島へ;ムワリのクラ―撮影とその挫折)
第2部 バギのクラ(クラ出発の一報来る;バギはいずこ?―探索旅行の日誌から;クラ航海記;バギを待つ―ボワヨワ半島での足踏み;バギを受け取る;シナケタ村への帰還)
エピローグ―27年後のフィルム上映
資料編
著者等紹介
市岡康子[イチオカヤスコ]
1939年中国長春生まれ。東京都立大学人文学部人文科学科卒業。62年日本テレビ入社、『ノンフィクション劇場』『20世紀アワー』『すばらしい世界旅行』などテレビドキュメンタリーの制作を担当。72年、テレビ番組制作会社「日本映像記録センター」の設立に参加。66年から90年まで『すばらしい世界旅行』のディレクターとして、アジア太平洋を専門のフィールドとして、各民族の固有の生活と文化を民族誌的な視点から記録。立命館アジア太平洋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。