新海誠論

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861829345
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

出版社内容情報

映像作品、関連書籍、本人インタビューなど網羅、『すずめの戸締まり』への軌跡を完全解明!
「危機の時代を健やかに生きる」覚悟とは?

気候変動/SDGs、伝統/未来、信仰/科学、地方/都市……
“新海誠”を読解することは、現代日本を問うことであり、我々の未来を救う鍵がある。 
分断「/」のネット時代に現れたゲーム的な作家は、如何に成熟し、世界との関係をつなぎ直すのか? 
新海誠を超えた、思想としての「新海誠」。

『新海誠論』、ぼくは1983年生まれですが、近い世代、ロスジェネ世代の「ありえた未来」へのレクイエムであり、「昔はよかった」「戻りたい」と嘆かず現状の現実を肯定し、次世代とともに「危機の時代を健やかに生きる」覚悟を決めるための本だと思います。
本書は既存の新海誠論と比較して「強い」と思います。その意味は、1:『ほしのこえ』から『すずめの戸締まり』まで、一貫した論になっている。2:新海発言を総ざらいしエビデンスを固めてある。3:既存の新海誠論・新海誠観を覆すような解釈がある。という辺りです。全体は200頁そこらの、割とコンパクトで読みやすい本になっているかと思います。ぜひとも若い世代の方に読んでほしいですね。(著者Twitterより)

内容説明

映像作品、関連書籍、本人インタビューなど網羅、『すずめの戸締まり』への軌跡を完全解明!「危機の時代を健やかに生きる」覚悟とは?気候変動/SDGs、伝統/未来、信仰/科学、地方/都市…。“新海誠”を読解することは、現代日本を問うことであり、我々の未来を救う鍵である。分断「/」のネット時代に現れたゲーム的な作家は、如何に成熟し、世界との関係をつなぎ直すのか?新海誠を超えた、思想としての「新海誠」。

目次

第1部 セカイ期(『ほしのこえ』―セカイのはじまり;『雲のむこう、約束の場所』―「セカイ」の外へ;『秒速5センチメートル』―失われた「未来」との別れ)
第2部 古典期(『星を追う子ども』―喪失から成熟へ;『言の葉の庭』―「足場のない」不安定な時代の肯定;『君の名は。』―「美」というパルマコン)
第3部 世界期(『天気の子』―危機の時代を健やかに生きるために)
『すずめの戸締まり』―世界をつなぐ糸たらんことを

著者等紹介

藤田直哉[フジタナオヤ]
1983年札幌生まれ。SF・文芸評論家。日本映画大学准教授。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻修了。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

113
新海誠に関する批評が相次いでいるが、本書は他にない視点と補助線を提示する。『君の名は。』の口噛酒、『天気の子』の巫女、『すずめの戸締まり』の祝詞など日本の神事が絡むファクターを、彗星や異常気象や大地震など多くの犠牲者を出す天災と戦う武器に採用する点を「ニュータイプの日本浪漫派」と位置付ける。これにより「みんなを苦しませたくない」と頑張る主人公と災厄をアニミズム的に交錯させ、世界を美しく再構築する物語を導く。戦争や災害が相次ぐ現代において、心身とも傷ついた人びとの「つなぎなおし」が作品のカギと見ているのだ。2023/01/07

きあら

22
「ほしのこえ」から「すずめの戸締まり」までの新海作品から、新海誠という人物を論じる本。論じている幅が広がりすぎて、あまり頭に入ってこない。そして主にその作品が作られた背景や思考が書かれているので、観ていない作品については話について行けない。2023/01/14

のっち

4
美しい絵とストーリーが好きで主な作品は観てきたけど、細部に込められた思いとか、作品を越えた関連とか、そこまで深い理解はしていなかったな、と思った。日本古来からあるアニミズム的な感覚とデジタルに慣れ親しんだ現代的な感覚を上手く取り入れて表現を進化させてきた過程が解説されていて、なるほど、と思わされた。読み終わったすぐ後で、良かったポイントを上手く言語化できないのが悔しい。批判も次の作品へのヒントとしながら、観客にあぁ面白かっただけで終わらせないストーリーづくりや表現ができるってすごいなと改めて感じた。2023/01/15

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