内容説明
豊富なカラー図版と江戸を彩った配色見本32種を掲載。和の伝統色名190種の索引。充実の色彩文化史年表。CMYK値、RGB値を併記した、江戸流行色89種の色票。ファッション・絵画・建築でみる江戸の色。
目次
第1章 江戸文化と色彩
第2章 江戸の色彩風景
第3章 江戸の色彩文化の基底
第4章 江戸の服制と色彩
第5章 江戸絵画の色彩
第6章 江戸の草双紙
第7章 色絵陶磁器の色彩
第8章 江戸の美意識と色彩
第9章 江戸の流行色―服飾を中心にして
著者等紹介
城一夫[ジョウカズオ]
共立女子学園名誉教授。専門は色彩文化・模様文化の研究。テレビ番組の監修や、展覧会の企画・構成を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tama
6
図書館本 何だこりゃという本 p87から配色例というのが4通りずつ出てくるが例として挙げられた作品自体殆ど掲載されておらず、配色例の見方もどこにも記されていない。色の幅の違いや数字の意味なども記載なし。伝えたいことをどう伝えればよいかは考えられなかったようです。紙も印刷も大変結構なだけに残念。そうとは知らずにこんな本を市の予算で購入することにしたスタッフも残念。借りちゃった私もすっげえ残念。2018/02/16
bvbo
1
文章読んで、実際のカラーチャートがあるのが良い。文章中の画にもうちょい説明が欲しい。2018/02/08
chiyo
0
★3.0 最初から最後までオールカラーで、様々な浮世絵や屏風を見れるのが嬉しい。そして、少し煩い嫌いはあるものの、章毎に見せる柄も可愛らしい。が、何よりも、色の呼び方とその数に改めて驚かされる。中でも、歌舞伎役者に因んだ色が人気を博し、俳号を色名に付けていたことを初めて知った。江戸遷都400年を迎えた2003年に「大江戸の色彩展」が開催されたようなので、行きたかった!と今になって悔やまれる。何はともあれ、巻末のカラーチャートは永久保存版にしたいくらい貴重。ただ、全編を通して誤字脱字が多かったことが残念。2017/10/07