暁斎春画―ゴールドマン・コレクション

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  • サイズ B5変判/ページ数 127p/高さ 20X20cm
  • 商品コード 9784861525896
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0071

内容説明

男色好み、放屁合戦、しかけ絵おもちゃ、松茸見立て…炸裂するユーモアとパロディー精神。世界初公開の決定版!暁斎の作品を集めた個人コレクションとしては世界最大であり、最も充実した内容を誇るイスラエル・ゴールドマンコレクションから、所蔵の春画作品をすべて収録。

目次

第1章 錦絵春画(歳旦春画短冊組物;はなごよみ;勝負絵;放屁合戦 ほか)
第2章 肉筆春画(稚児男色絵巻;朝比奈三郎絵巻(一部)
蟹と小判
手枕放屁の図 ほか)

著者等紹介

石上阿希[イシガミアキ]
1979年生。立命館大学文学部卒。同学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)。現在、国際日本文化研究センター特任助教。大英博物館プロジェクトキュレイター時代に、定村来人氏とともにゴールドマン・コレクションの撮影を行う

定村来人[サダムラコト]
1982年生。国際基督教大学教養学部卒。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。現在、フリーア美術館・アーサー・M・サックラー美術館(スミソニアン協会)のフリーア・リサーチ・フェロー。同時に、大英博物館アジア部門の客員研究員としてイギリス、ロンドンに滞在中。河鍋暁斎に関する研究論文多数あり。2011年からゴールドマン・コレクションの整理、研究に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

75
絵のタッチもありなかなかのものである。アメイジングぐらいの感想が妥当なのかクレージーでいいのかは決めかねる2017/04/09

チョビ

3
可愛い絵が好きな方にはオススメだが、私は好みの絵じゃなかったなあ。イギリスの方のコレクションをまとめたものだが、解説も見ればわかるよ、的なもので、基本的に面白くはない。私は暁斎というかたは知らんかったが、幕末から明治にかけて生き抜いた浮世絵画家。見た目と私生活は狂人そのものだが、意外と絵に関してはしたたかなところを見せるなどつかみどころがない人物。うん、人物の方が面白い。2019/01/25

deerglove

3
全体を貫くユーモアと精妙なリアリティが、どうしたってえげつなくなりかねないその世界を救っている。男も女も、若者だろうと年寄りだろうと、人間でも動物でも見境なし。このスーパーフラット感は極めて現代的。2017/05/13

ビシャカナ

0
天狗や神様のような聖なるものも、性的なものとゴッチャ混ぜ。カラフルで大らかで中には可動式のものまで、真面目な解説もあるが、これは笑いながら見るのが正しいのだろうな。2017/09/28

kaz

0
タイトルどおり。河鍋暁斎の絵は好きだが、さすがに多数の春画を並べられると少しつらい。身体の位置関係が不自然だし、デフォルメも激しく、例えば色っぽさ等は感じられない。放屁合戦などはよく知られたテーマで、それ自体は面白いが、やはりいくつも眺めるとげんなりする。今となっては子供の落書きのような構図も、その気分に拍車をかけているのかもしれない。尤も、いろいろなガジェットの描き方は当時の人々のその対象に対する考え方を理解する一助にもなりそうで、しっかり眺めれば感想も徐々に変わってくるのかもしれない。 2017/06/24

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