Happy victims - 着倒れ方丈記

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  • サイズ B5変判/ページ数 1冊(ペ/高さ 21X27cm
  • 商品コード 9784861521683
  • NDC分類 589.2
  • Cコード C0072

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた

24
1つのブランドの服に執着するごく普通の方々の写真集。服のためなら、食費も削り、住居も無頓着。ヘビーユーザーであっても売る側から見れば、ブランドイメージにそぐわないと嫌悪されることも。それでも私からすれば、なんだか好感が持てる。それにしても都築響一はよくもまあこういう人達を探し出したもんだ。2015/03/18

石油監査人

10
この本は、写真家の都築響一氏が、ファッションブランドに嵌ってしまった、普通の人々の自宅を訪ねて、彼らの収集品を写真に撮るという雑誌の連載企画をまとめたものです。狭い部屋を埋め尽くす、高級ブランドの服の山は壮観で、また、85種類のブランドのそれぞれに、彼らのような「着倒れ君」が存在することは、驚きでした。一方、ブランドにとって、「着倒れ君」は得意客にもかかわらず、高級なイメージを壊す恐れがあるので、存在を隠しておきたいようです。虚構と現実の微妙な依存関係に、現代社会の不安定さを感じさせる写真集でした。2020/07/07

あび

7
時代を感じさせるファッションやメイク、家財たちがノスタルジックであり、何とも言えない心地になった。 2017/06/10

yjnk

6
まだこの企画が続いていたら、私も出たかったなあ。一つのブランドに傾倒する姿勢は、言葉に出来ない自分のアイデンティティーを代弁している様。ファッションは鎧でもあり、剣でもあるからね。2015/05/16

shushu

4
1999年~2006年の雑誌「流行通信」の連載をまとめたもの。80年末頃、四畳半アパートに住んでカップヌードルの食事、でも手にはソアラのキー、と車に情熱をかける人々を表す言い回しがあったが、そのファッション版という感じ。しかし、ユニクロどころかGUやしまむらがせいぜい、という人が多い今となっては、他を我慢すればブランド品にも手が出た余裕のあった時代であり、ブランドがビジネスにしか見えない今、稼ぎの多くをつぎこみ、着たらすぐメンテを怠らないその様を読むと、そんな思い入れを服に出来たことが別世界のようだ。2018/11/26

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