グロテスク・美のイメージ―ドムス・アウレア、ピラネージからフロベールまで

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  • サイズ 46判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861105883
  • NDC分類 702.3
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ルネサンス期に発掘されたネロ帝の黄金宮からピラネージの廃墟画を経て、19世紀フランスロマン主義文学へ。グロテスク美学の系譜。

はじめに

第1章 グロテスク装飾のインパクト
 1 ネロ皇帝の黄金宮(Domus Aurea)
 2 周縁性と境界性
 3 同化力―隣接するものを巻き込む
 4 表面性―シミと想像力
 5 反転力―葉群を古代風に回す術

第2章 ピラネージの廃墟とグロテスク?―Grotteschi
 1 『グロッテスキ(Grotteschi)』
 2 舞台装飾―『建築と透視図法、第一部』
 3 エフェ(effet)という概念―美的効果
 4 暖炉装飾

第3章 ピラネージの廃墟とグロテスク?―Vedute di Roma
 1 廃墟と植物
 2 廃墟のハイブリッド性
 3 化石アートとしてのグロテスク模様

第4章 一九世紀文学のグロテスク美学
 1 ピラネージ作品の受容
 2 ユゴーと『ノートル=ダム・ド・パリ』
 3 ゴーティエと『グロテスクたち』
 4 フロベールと『ボヴァリー夫人』

おわりに―合体と螺旋の時代に向けて

参考文献
索引


武末祐子[タケマツユウコ]
著・文・その他

目次

第1章 グロテスク装飾のインパクト(ネロ皇帝の黄金宮(Domus Aurea)
周縁性と境界性 ほか)
第2章 ピラネージの廃墟とグロテスク1―Grotteschi(『グロッテスキ(Grotteschi)』
舞台装飾―『建築と透視図法、第一部』 ほか)
第3章 ピラネージの廃墟とグロテスク2―Vedute di Roma(廃墟と植物;廃墟のハイブリッド性 ほか)
第4章 一九世紀文学のグロテスク美学(ピラネージ作品の受容;ユゴーと『ノートル=ダム・ド・パリ』 ほか)

著者等紹介

武末祐子[タケマツユウコ]
西南学院大学文学部教授。西南学院大学文学部卒業。グルノーブル第三大学フランス文学博士課程修了。パリ第四大学フランス文学DEA取得。専門は一九世紀フランス文学、研究テーマは文学・芸術におけるグロテスク美学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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