外見の修辞学―一九世紀末アメリカ文学と人の「見た目」を巡る諸言説

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外見の修辞学―一九世紀末アメリカ文学と人の「見た目」を巡る諸言説

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  • サイズ 46判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861105814
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C0098

出版社内容情報

人の外見のもつ意味や重要性の変化、「見た目」から「中身」を判断しようとする思考法の危険性を、リアリズム文学等から分析する。

福井崇史[フクイタカシ]
著・文・その他

内容説明

頭蓋、顔貌、衣服、肌の色といった人の外面的要素にさまざまな意味を付与し、あるいは政治化して表象した文学作品を読み解く。

目次

序章 「リアリズム」≒「リアル」―「地上的」なものとしての一九世紀末アメリカ文学
第1章 「彼ら」の顔と「我々」の顔―『シーザーの記念柱』と信頼できない「見た目」
第2章 衣服は人を作らない―一八九〇年のアルジャー作品と「美しき犯罪者」言説
第3章 あるリアリズム作家の「写真」「肖像」―「ザ・リアル・シング」の「リアルさ」
第4章 指紋から「血」へ―『まぬけのウィルソン』の視線の向かう先
第5章 「色」と「血」の政治学―前史
第6章 「色」と「血」の政治学―「有色でない有色人」を巡る作品群と、不可視の「人種」性
第7章 「迫真」のドキュメンタリーは何を伝えたのか―クレイン、ロンドン、シンクレアの「共犯」
結章 人の外見の終わりなき政治化

著者等紹介

福井崇史[フクイタカシ]
1974年、東京都町田市生まれ。筑波大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は19世紀末アメリカ文学、批評理論。國學院大學文学部外国語文化学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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田中峰和

4
移民の国アメリカでは、英国を皮切りに欧州各国から流入が続いたが、アフリカ黒人奴隷の存在は社会だけでなく文学にも大きな影響を与えた。南北戦争後、解放された黒人奴隷の地位はさらに複雑化、多くの小説のテーマとなった。何世代にもわたり混血をくり返した黒人の子孫は、外見上、白人と区別のつかないケースも多い。一滴でも黒人の血が含まれれば黒人とするワンドロップ・ルールがあり、それに誇りをもつか隠したいのか複雑だ。オバマに投票した白人は平等主義者だと自慢するが、彼の父はアフリカからの留学生。奴隷の子孫と認められない。2018/06/29

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