シリーズ来たるべき人類学<br> 宗教の人類学

シリーズ来たるべき人類学
宗教の人類学

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861102479
  • NDC分類 163.04
  • Cコード C0039

内容説明

理解しがたいのに、わたしたちに影のように寄り添っているもの―宗教。改宗、顕示的消費、ファンダメンタリズム、憑依、呪物、アニミズムなどのテーマで論じる、宗教人類学の最前線。

目次

第1部 日常の中の宗教性(信じるもの/おこなうものとしての“宗教”―現代北インドにおける「改宗仏教徒」の事例から;モノの消費のその向こうに―バリにおける顕示的消費競争と神秘主義 ほか)
第2部 他者表象としての宗教と主体の揺らぎ(「ファンダメンタリスティック」という選択―カトリック世界における名付けと名乗りと生き方のポリティクス;結婚しない女と嫉妬する精霊―コモロにおける精霊憑依と人生の生き方)
第3部 現実をずらすものとしての宗教(呪物をつくる、“世界”をつくる―呪術の行為遂行性と創発性;呪文の成り立ち―ことばが開く“世界”の可能性)
第4部 宗教を俯瞰する―迫り来るものとしての宗教性(アニミズム、「きり」よく捉えられない幻想領域;スピリチュアルな空間としての世界遺産―ケニア海岸地方・ミジケンダの聖なるカヤの森林)

著者等紹介

吉田匡興[ヨシダマサオキ]
1970年生まれ。桜美林大学非常勤講師

石井美保[イシイミホ]
1973年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授

花渕馨也[ハナブチケイヤ]
1967年生まれ。北海道医療大学大学教育開発センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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マウンテンゴリラ

2
日常生活と宗教、この二つが本来、分かちがたく結び付いており、今でもその両者が、多様な形で密接に結び付いている社会が多く存在することを知ることができた。そもそも宗教とは何か。本書を読む限り、それを定義付けることは困難なことであると思われるが、その多様性の中にも漠然と、人間の思考や行動の根本になるものといえるような気がした。しかし、日本をはじめとして、いわゆる先進国といわれる国々において、宗教的なものが衰退していくように見えるのは何故か。実はそうではなく、旧態としての宗教が衰退しているのであり、→(2) 2019/03/13

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