内容説明
ル・コルビュジエの建築を活かすためフランスでは何がおこなわれているか。建築を歴史の生きた証人として尊重し、長い時間をかけて合意を形成していくフランスの「建築文化」の姿を、ドキュメント風に描く画期的な書下ろし。
目次
序 ル・コルビュジエの現在
1章 ペサックの集合住宅―「モダン」の行く末
2章 スイス学生会館―青春の建築
3章 マルセイユのユニテ・ダビタシオン―輝く都市を生むために
4章 ロンシャンの建築―ル・コルビュジエvsレンゾ・ピアノ
5章 ラ・トゥーレットの聖マリア修道院―荒ぶる建築と共に
6章 フィルミニ・ヴェール―まちおこしと建築
7章 ル・コルビュジエ財団―近代建築へのミッション
8章 「ル・コルビュジエと日本」ということ―日仏「建築文化」小考
著者等紹介
南明日香[ミナミアスカ]
1961年生。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学、フランス国立東洋言語文化研究院(INALCO)博士号取得。早稲田大学比較文学研究室助手、フランス国立東洋言語文化研究院教官を経て、相模女子大学教授。専門は日仏比較文学・比較文化。2004~05年L’Architecture d’aujourd’huiに寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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