内容説明
近代政治家に学ぶ“真の指導者”とは…?昭和史の人物ドラマを活写。
目次
戦争に負けて外交で勝つ―吉田茂(宰相吉田、歴史に登場す;マッカーサーとの“合作”―占領下日本経営の日々 ほか)
ご機嫌取りはしない―石橋湛山(「四方八方のご機嫌取りはしない」;言論界から政界へ―“ストロングマン”GHQに抗す ほか)
私は逆境に強い―西尾末廣(剛直なリアリスト西尾末廣;「人生は二人目から歩け」―「踏まれても蹴られても」雑草の苦闘 ほか)
世界の大勢に眼を開け―芦田均(ステーツマン芦田均;情理の雄弁、流麗の名文 ほか)
委員長は十字架である!―河上丈太郎(従容、神のごとく;“十字架委員長”の誕生 ほか)
著者等紹介
芳賀綏[ハガヤスシ]
昭和3(1928)年生まれ(北九州市出身)。昭和28年東京大学文学部卒業。東洋大・藤女子大・法政大助教授、東京工業大・静岡県立大教授(その間、旧西独ルール大客員教授・NHK部外解説委員)を経て、東京工業大学名誉教授。NHK「視点・論点」「ラジオ深夜便」などに出演、産経新聞「正論」欄メンバーのほか活字・電波メディアで評論活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海
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吉田茂・石橋湛山・芦田均の歴代総理の他に社会党の河上丈太郎、民社党の西尾末廣について書かれている。時系列が前後してちょっとわかりにくいのと、表紙や挿絵の人物がどう見ても素人が描いたもの(著者が描いている)で読んでいて絵が出てくると脱力してしまうのが残念。みなさんコレ本当かよ、と思うぐらいの立派な人達に書かれています。特に河上丈太郎。2011/08/01
jandrews
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吉田茂、石橋湛山、西尾末廣、芦田均、河上丈太郎の5人の昭和の政治指導者について、感動して読み終えた。平成の世こそ、彼らのような指導者が必要である。2009/12/06