内容説明
元韓国警察官カン・ドンホと元北朝鮮工作員ペ・スンテはドンホの義妹ナ・ヨンジュとの縁で再会する。それぞれのイデオロギーに翻弄された二人は過去を懐古するうち、お互いに心を許していく。
著者等紹介
金容満[キムヨンマン]
1940年、韓国忠清南道扶餘生まれ。釜山中学校、龍山高等学校を経て光州大学文芸創作科を卒業し、慶煕大学大学院国文学科博士課程を修了した。1989年、現代文学に『銀の懐刀』を発表して文壇デビューした。長編小説『やいばと陽射し』が東仁文学賞審査作品に選定され、長編小説『残児』で2017年に韓国文学賞を受賞し、慶煕文学賞、国際ペン文学賞、晩牛文学賞、柳承圭文学賞、仏教文学賞、農民文学大賞、東アジア文学賞など、多数の文学賞を受賞した
韓成禮[ハンソンレ]
1955年、韓国全羅北道井邑生まれ。世宗大学日語日文学科及び同大学政策科学大学院国際地域学科日本専攻修士卒業。1986年、「詩と意識」新人賞受賞で文壇デビュー。1994年、許蘭雪軒文学賞受賞。世宗サイバー大学兼任教授
金津日出美[カナズヒデミ]
1968年生。立命館大学文学部日本史学専攻卒業、大阪大学大学院日本学専攻博士後期課程修了、博士(文学)。韓国・新羅大学校日語教育科専任講師を経て、高麗大学校日語日文学科副教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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