イメージと意味の本―記号を読み解くトレーニングブック

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  • サイズ B5判/ページ数 199p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784845913053
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0070

内容説明

身のまわりにあふれるイメージと文章の“ほんとうの”意味を考えれば、世界がクリアに見えてくる!発想力と論理力を身につけるための、たのしい記号学入門。世界に氾濫する無数の記号の意味を読み解き、イメージ・リテラシーやデザイン思考の基礎を育む、ユニークなヴィジュアル&一問一答、全76問。

目次

1 記号とそれを作ること、使うこと
2 意味を作り出す方法
3 概念の構造
4 ヴィジュアルな構造
5 テクストの構造
6 解釈にまつわる諸問題
7 意味のフレーミング
8 物語とその作られ方

著者等紹介

ホール,ショーン[ホール,ショーン] [Hall,Sean]
オックスフォード大学のベリオール・カレッジで哲学の講師を務めたのち、現在はロンドン大学ゴールドスミス・カレッジのデザイン学科副学科長。アーティストとしても活動中で、ヴィクトリア&アルバート博物館、ロイヤル・アカデミー、ロンドンのホワイトチャペル・アート・ギャラリーなどで展覧会を開催している

前田茂[マエダシゲル]
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程(芸術学専攻)修了。博士(文学)。2003年より京都精華大学人文学部で美学・芸術学、映画理論などを教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またたび

21
絵画もデザインも詩も何かの情報やメッセージを伝える意味があるという大きな括りで視覚イメージを読み解く本。あらゆる情報が視覚というツールで伝えられていると実感する。どう伝えるかということの難しさを感じると共に、視覚から受け取るイメージに踊らされてることもあるのだと感じた。西洋絵画の例がかわかりやすく、特に面白く感じた。2014/11/24

nizimasu

5
記号論という学問があるらしいんだけど、多分、美術にあるアトリビュートとか、最近だとピクトグラムのような情報の必要性から出てきたのかな。個人的にも三角形を見ておにぎりとわかるようなことが、どのような関係性から導かれるかというのは文化や環境的な要因が大きいこともわかるのですが、それを体系的に学びましょうという本。なんだか煙を巻くような文章ながらそれぞれのセクションで色々な設問を解きながら、記号論の概略に迫っています。ちょっとロギックが難しい部分もありますが深刻に考えずに進めると思わぬ発見もあり、不思議感覚な本2013/12/02

ニッポニテス的遍歴

1
☆=4/5 私たちが物事を経験する際、無意識に行っている「解釈」のプロセスを綿密に分析。私たちの常識は沢山の慣習的判断で構成されていることが実感できる。 一つの章ごとに具体例が大量かつ網羅的に挙げられているので、柔軟なアイデアをひねり出すための参照本として座右に置いておくと便利かも。2020/11/02

わたしは犬に育てられました

0
盛りだくさんでつかれた 引用したい箇所多数2016/05/14

Shota Utsumi

0
2年かけてやっと読み終わった。記号学・象徴学はやはり深い。一生かけて学んでいきたいテーマの1つになりそうです。2015/12/14

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