内容説明
経済とは何か、仕事とは何か、政治とは何か、変革とは何か、個性とは何か、幸福とは何か。社会のしくみを哲学することで、幸せな生き方の手がかりが見えてくる。
目次
社会とは何か
社会はどのように発展してゆくのか
経済とは何か
四つの階層のコーン
マダルの虎―人間の常識が及ばない世界
価値観とは何か
政治とは何か
社会の価値観を作っているのはだれか
社会を変革するのはだれか
仕事とは何か
起業家になろうとする君へ
科学者、技術者になろうとする君へ
企業や役所などの大組織で働こうとする君へ
教育、メディア、宗教で働こうとする君へ
政治家になろうとする君へ
世界で一番のトマト―幸せな生き方への手がかり
著者等紹介
さかはらあつし[サカハラアツシ]
映画監督、路上の哲学者。1966年、京都府に生まれる。京都大学経済学部でゲーム理論と経済分析を専攻。卒業後、電通に入社するが、地下鉄サリン事件の被害者となり退職。その後、渡米してMBAを取得し、シリコンバレーでベンチャー企業に参加する。2001年には、アメリカで製作に参加したアメリカ映画「Bean Cake(おはぎ)」がカンヌ国際映画祭短編部門でパルムドール(最高賞)を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
16
あの虎は捕まえたヒトのもの。2015/03/19
Mijas
7
社会ってなあに?子供から聞かれたとき、私は、漠然として答えられなかったが、そんなとき、まさにこの本は役立つ。ハンバーガーを使って、社会の弁証法的展開を説明できるし、メディアや教育、宗教など、社会に影響を与える様々な要素まで考えさせることができるのだ。社会の価値観とは何か?何のために仕事をするのか?小学校の道徳の授業で使えそうだ。現実社会に生きる大人にとってみれば、日頃社会に対して感じていることを全て話題として提供してくれているので、この本の著者と議論してみたくなるかもしれない。そういう意味で、面白かった。2015/01/07
Sato1219
7
「まるで立志伝中の人物のような男だな」というのが、大学時代、著者阪原氏に出会ったばかりのころの感想。無名校で最下位に近い成績にあった彼が、京大合格宣言をしたとき、級友たちは嗤ったが、彼は4年越しで実現したという。「彼と話すと、秀吉に対する利休のような気分になる」と言った友人もいた。当時、彼はまだ何者でもなかったが、やがて、「サリンとおはぎ」という立志伝を本当に書いてしまったし、「社会原理序説」というとんでもない題名の著作も上梓するに至った。今や彼を嗤った学校秀才の誰よりも知的な営みを行っているのだ。2014/09/24
香々地
4
本屋でフラフラしてたらなんだか気になって購入。2014/10/31
ゆき
3
虎の話が印象的だった。 2019/01/11