クーデターとタイ政治―日本大使の1035日

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クーデターとタイ政治―日本大使の1035日

  • 小林 秀明【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • ゆまに書房(2010/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784843333396
  • NDC分類 312.237
  • Cコード C0022

出版社内容情報

「タクシン首相。あなたが現在のような状況に陥ったのは、喩えて言えば、あなたが『バンコック・エスタブリッシュメント』という虎のシッポを踏んでしまったためと私は考えているのですが、どうでしょうか。」タクシン氏は、意外な質問に多少驚いた様子だったが、・・・・(まえがきより)

★「週刊東洋経済 2010年6月12日号」にて書評が掲載されました。
★2010年5月16日付日本経済新聞掲載の「今を読み解く タイ社会、試練に直面」にて、本書が「タクシン政治の本質を、駐タイ大使としての観察に基づき、鋭く洞察した好著」と紹介されました。
★2010年4月24日付京都新聞にて、「激動のタイ経験を本に 混迷の源泉知る手がかりに」として記事が掲載されました。

世界をおどろかせた2006年9月19日の反タクシン派による軍事クーデター、そして2008年8月の首相官邸占拠事件当時にバンコック駐在日本大使であった著者が、タイ政治の激動を描く。タクシン政権末期から、クーデターによって成立したスラユット政権、そして親タクシン派のサマック政権末期まで。

●目次の詳細

口絵 関連地図
まえがき
1 タクシン氏との出会い
タイは政治バブル?/首相の名前を間違える/タイ版「一村一品運動」/タクシン首相の意欲的イニシアチブ
2 反タクシン運動の始まり
ソンティ氏による反タクシン運動/タクシン一族の持ち株売却/なぜこんな大失策を?/「メガ・プロジェクト」の怪/タクシン氏に連れられミャンマー難民キャンプへ/国王陛下への信任状奉呈
3 タイの麻薬問題
「ドイトゥン」開発プロジェクト/麻薬問題の影/阿片博物館/タクシン氏と麻薬問題
4 タクシン氏の首相休職
抜き打ち国会解散/選挙に圧勝したのに涙の記者会見/国王陛下の発言/暫定タクシン内閣/ワチラロンコーン皇太子殿下の大使公邸ご来訪/天皇皇后両陛下のタイご訪問/タクシン首相の大使公邸来訪/ソムサワリ王女殿下の大使公邸ご来訪
5 静かなクーデター 
タクシン氏による「影の権威者」批判/軍の人事異動と爆弾事件/静かなクーデター/なぜ外国にいたのか/クーデター体制の成立/政権を求めないクーデター
6 スラユット新政権の成立
スラユット首相誕生/タイ外務省での論争/タイミングの良い浅野外務副大臣来訪/訪問の効果/忙しい大使/〈コラム〉 高級コック養成コース/クーデター指導者との驚きの出会い/チュラポン王女殿下の大使公邸ご来訪/タクシン氏の「遺産」・バンコック新国際空港/チェンマイ国際園芸博覧会/日タイ修好百二十周年記念行事
7 治安問題
バンコックの連続爆弾事件/タイ南部イスラム過激派問題/〈コラム〉イスラム教徒・スリン元外相/難航する捜査/秋篠宮殿下タイ御訪問と治安状況予測の責任
8 日タイ経済連携協定署名問題
日タイ経済連携協定の署名の遅れ/荒れた米タイFTA交渉/日本との協定は?/幸運な首相訪日計画/タイ国会での協定審議/チャムロン氏の反対/幸運な旧友の存在/紛糾する国会論議/スラユット首相の訪日
9 スラユット政権の苦闘
はかどらないタクシン氏の「旧悪」追及/スラユット首相解任?/タクシン一家の資産凍結/外資規制の強化?/なぜ全面的に改憲?/様々な論点/上院議員の選び方/下院の選挙制度/難しくなった国際協定締結/簡単な憲法改正手続き/〈コラム〉日本とタイは両極端/新憲法草案に関する国民投票/シリントン王女殿下の大使公邸ご来訪/ガラヤニ王女殿下と国王陛下のご入院
10 日タイ経済連携協定発効
日タイ経済連携協定の批准/幸運な首相の大使公邸来訪/日タイ経済連携協定の発効
11 タクシン支持勢力の返り咲き
タイ愛国党の解党判決/サマック党首/サマック氏との夕食会/親タクシン派の勝利/連立工作/サマック内閣の成立/誠実なソムチャイ大臣/この人が大臣?/婦唱夫随/プレム枢密院議長/タクシン氏のタイ帰国/タクシン氏の苦い顔/〈コラム〉バンコックの日本大使の一日
12 プレア・ビヒア(カオ・プラビーハン)寺院問題
ノパドン外相就任/プレア・ビヘア寺院問題/地雷除去プロジェクト/プレア・ビヘア寺院視察/パリでの合意/タイ国内での批判/タクシン氏の影/テート外相就任/プレア・ビヘア観光ツアー?/広がる紛争
13 チャムロン氏のこと
人工透析センター/ユニークな朝食会/迷い犬収容所見学/指導者訓練コース/汚職と無縁の警察長官が就任/ヘリコプターでバンコックへ
14 サマック政権の末路
PADの活動の過激化/江田参議院議長のタイ訪問と国王陛下との会見/サマック首相訪日計画/大使公邸での夕食会/サマック首相訪日取り止めと日本の政局/非常事態宣言/サマック首相のテレビ料理番組出演問題/タイの司法界の独立性と王室への忠誠/ソムチャイ首相代行の送別ディナー/心に残る最後のディナー/タイとの別れ
15 その後のタイ情勢
その後のタイ情勢/ソムチャイ政権の成立と崩壊/タクシン一族の動向/PADの過激化について/アピシット政権について/連立政権の課題
あとがき 「タクシン旋風」の源泉とその行方
関連年表

内容説明

2006年のクーデターをはさみ1035日間、駐タイ王国大使をつとめた著者が見た「微笑みの国」タイの政治激動。

目次

タクシン氏との出会い
反タクシン運動の始まり
タイの麻薬問題
タクシン氏の首相休職
静かなクーデター
スラユット新政権の成立
治安問題
日タイ経済連携協定署名問題
スラユット政権の苦闘
日タイ経済連携協定の発効
タクシン支持勢力の返り咲き
ブレア・ビヘア(カオ・プラビーハン)寺院問題
チャムロン氏のこと
サマック政権の末路
その後のタイ情勢
あとがき―タクシン旋風の源泉とその行方

著者等紹介

小林秀明[コバヤシヒデアキ]
1945年長野県生れ。1968年東京大学卒、外務省入省。1984年より南東アジア第二課長、地域政策課長。1988年よりオーストラリア大使館参事官、ポーランド大使館公使を歴任。1993年より領事移住部審議官などを経て、1995年より公正取引委員会官房審議官。1997年より、在米国大使館特命全権公使、国連代表部特命全権大使。2001年外務省儀典長。2002年東宮侍従長。2005年11月より2008年9月まで駐タイ王国特命全権大使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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isao_key

1
タクシン追放のクーデター当時バンコクの日本大使であった著者だけにしか分かりえない話が多く書かれていて興味深い。大使の仕事を退いた後でからか、かなり自由に意見も出している。本当はここには書けない話もたくさんあるのだろう。2012/05/12

Degawa

0
前回2006年のクーデターの話の展開が今回2014年のクーデターとうり二つで今後の展開を予兆させるようでおもしろい。2014/05/30

Sosseki

0
タクシンがなぜ今も特に農民層から根強く支持されているかが分かる。大使の仕事の一端も垣間見れる。2011/06/22

K

0
経済力・精神力・貧困層支持によりタイの既得権とエリート層に挑んだタクシンと、王室を重んじる行政・司法・軍事の対立軸を日本大使のタイでの交流から知ることができる。2010年3月に起こったデモの背景もこれを読んだ後なら理解しやすい。2010/06/09

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