内容説明
オリジナルスタッフが贈るアニメ『フタコイ オルタナティブ』の続編小説が登場。恋太郎、沙羅、双樹が遙かドイツの古城で大立ち回りを演じてから、はや数カ月。再建中の双葉探偵事務所がふたたび火事に遭い、恋太郎たち3人が当座の部屋探しに奔走するところから物語は始まる…。アニメ『フタコイ』独特の小気味いいストーリー展開は、今作でも健在!さらにはアニメ版全13話の脚本も、本書に完全収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんだもずく
1
さいきん久しぶりにアニメを見返したのでこちらも。書き下ろしの「フタコイオルタナティブG」は完全に脳内であの作画で再現できるフタコイオルタワールドで、かつ、世界と内的世界の調和と超克というきわめてゼロ年代的なテーマがのびのびと描かれた力作でめちゃめちゃ面白い。さすが金月龍之介。まっすぐゴー。全話脚本も細かい演出依頼まで書かれていたりとそれ自体で面白いし、アニメ本編とは違っている箇所とかも当初の設計なんかが見れて面白い。フタコイオルタナティブという世界でいちばん面白いアニメのひとつが、この一冊に詰まっています2022/03/05
菊地
1
小説は「後日談」と言うには色んなキャラに対するフォローが少ないし、「本編の真相を語る」と言うほどの衝撃的なネタ晴らしがある訳でもない。ただボーナストラックとしてはそれなりに楽しめたし、脚本集も付いてるのでファンアイテムとしては十分にアリな1冊でした。2012/05/19