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内容説明
命運を喰らう“獣の烙印”を持つ少年クリスと、予知能力を持つミネルヴァ。彼らが身を置く銀卵騎士団は、遠征軍と将軍デュロニウス軍とに挟まれて窮地に陥っていた。そんな中、デュロニウスは「クリスを差し出せば攻撃はしない」と脅しをかけてくる。仲間を守るため、クリスは捨て身の作戦を考えた。それは、“獣の烙印”の力が最も活性化する新月の夜に投降し、冥王の力でデュロニウスを倒すという、危険な賭けだった!!クリスとミネルヴァの剣は、光を導き運命を切り開くことができるのか―。少年と少女の王道ファンタジー、第3弾。
著者等紹介
杉井光[スギイヒカル]
1978年東京生まれ。『火目の巫女』で第12回電撃大賞“銀賞”を受賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
大教会を奪回したものの、そこをクリスを取り込んで女王を我が物にせんとする将軍デュロニウス率いる軍と、遠征軍に挟撃され窮地に陥るお話。突出して連携を絶たれてという苦しい展開に、自分の身を差し出せばせば的な発想をするクリスにはちょっとイラッとしましたが、デュロニウスにいいようにされかけた窮地も、ミネルヴァとジュリオの助力も得て何とか乗り切りましたね。将軍を殺害したとされながらあえてシルヴィアを守るために戻る選択をしたジュリオの意外な今後も気になりますが、フランの手段を選ばない作戦に心を痛めたパオラも心配です。2014/06/17
謡遥
9
検索する際タイトルを一気に打ち込んで一発で変換できた。今まで何度調べたことやら。今回はフランチェスカが印象的。マルマテオさんとの会話も。2013/05/13
晦夢
6
実は上下巻だった下巻。クリスすつかり人間やめてませんかw 2人目。そしてジュリオの主人公感がすごい。2013/12/27
Mu@芒羊會
5
プリンキノポリ籠城戦。やっぱりいいなあ、この話。クリスもミネルヴァもジュリオも自分以外の誰かのために戦っている。誰かを想って戦っている。その想いがすごくいい。まさに自分のツボ。惹きつけられる。シリーズ三巻目にして物語の世界観の概要が見えてきた。クリスもミネルヴァもほんとに重い命運を背負っているのだ。その命運を自分たちの意思で乗り越えるための戦いが続いていくのだろう。次巻からの新展開に期待する。2011/08/14
黄昏 夕灯
5
中盤から非常に話が盛り上がり、読んでいて凄く面白かったです\(>0<)/ クリストフォロに語られる、母親の真実。そして、その身に宿る、獣の烙印<冥王オルクス> それぞれが持つ烙印には神の力が宿っている事が知られ、また冥王オルクスの力だったことも明かされた。シルヴィアの思いを理解し、決意したジュリオ。評議会に掛けられ、それを救い出したのは、ミネルヴァ・ジルベルト、そしてジュリオの師のカーラ。物語が進み、クリストフォロと、その身に宿る“獣の烙印”とミネルヴァの運命はどうなってしまうのか!?2011/08/08