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内容説明
華やかなバリ舞踊、煌びやかなガムラン音楽。そんなバリの芸能の陰にひっそりと息づいてきたのがバリの影絵人形芝居ワヤンである。しかしその芸能の世界を知れば知るほど、深遠なる魅力にとりつかれるのだ…。
目次
第1部 バリ島のワヤン(バリ島のワヤンの概観;バリ島のワヤン人形の図解;ワヤン人形の製作方法)
第2部 ワヤン人形図鑑(宇宙樹;プナサル;神々;ラマナヤ物語;マハバラタ物語)
著者等紹介
梅田英春[ウメダヒデハル]
東京に生まれる。国立音楽大学楽理科在学時代にバリのガムラン音楽とワヤンに出会い、ガムラン・グループ「スカル・ジュプン」の設立に参画。卒業後、インドネシア政府奨学金ダルマシスワを得て、1986年から88年の間、バリのインドネシア芸術アカデミー(現インドネシア芸術大学)とタバナン県トゥンジュク村のダランのもとでワヤンを学ぶ。帰国後は、桜美林大学大学院、総合研究大学院大学でバリのワヤンと儀礼に関する研究を行う。沖縄県立芸術大学音楽学部准教授、ライデン大学客員研究員を経て、静岡文化芸術大学文化政策学部教授。専門は民族音楽学。バリのワヤン一座(梅田トゥンジュク・ワヤン一座)を主宰。日本各地でカウィ語と日本語を用いたワヤンの上演を続けるほか、バリ芸術祭やハワイ大学などで海外公演も行う。またガムラン奏者としても活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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BECHA☆
14
バリ島に伝わるワヤンという人形芝居に魅せられた日本人が技能を伝承し一座を起こし、扱う物語と登場人物の人形についてカラー写真で判り易く大判でまとめられた貴重な本。 新聞の文化面で紹介された記事を読み、地元の大学の先生だったので興味を持った。楽器博物館のガムランと一緒に上演される機会でもあったら本物を見てみたいと思うが、現地の言葉プラス現地の人も解らない古語(?)のセリフもあるとのことでハードル高そうだがオペラや文楽みたいに字幕付きならどうだろう。そう、乱暴に言うとインドネシア版文楽のように思えた。2020/08/14