出版社内容情報
東北タイと北タイでの7年にわたるフィールドワークの集大成。村落のなりたち、住民組織、寺院の役割、農協の実態、行政の関与、土地利用、さらには地域住民の規範・信頼などの「ソーシャルキャピタル」の視点から、タイ農村の構造を明らかにしようとする野心作です。
「ソーシャルキャピタル」とは地域社会における人と人との信頼、規範、助け合い、ネットワークなど、健全な社会の資本となりうる豊かな人間関係のことで、「社会関係資本」と訳されています。
序章 タイ農村研究と本書の課題
第1部 村落形成と住民組織
第1章 北タイ農村――ランプーン県ターカート村の事例
1 調査地の概要
2 村役員と村落委員会
3 寺院と小学校・保育園
寺院
小学校
保育園
4 村仕事と共有地
村仕事
共有地
5 住民組織
村落内住民組織
村落を越える住民組織
6 考察
第2章 北タイ農村――チェンマイ県トンケーオ村の事例
1 調査地の概要
2 村落の構成と運営
村長の仕事
村落委員会と組
村仕事と共有地
3 寺院と小学校・保育園
寺院
小学校と保育園
4 住民組織
村落内住民組織
村落を越える住民組織
5 バーンの守護霊
6 考察
第3章 東北タイ農村――ローイエット県ラオカーオ村の事例
1 調査地の概要
2 村落の運営と守護霊儀礼
3 寺院と小学校
4 住民組織
村落内住民組織
村落を越える組織
5 考察
第4章
目次
タイ農村研究と本書の課題
第1部 村落形成と住民組織(北タイ農村(1)ランプーン県ターカート村の事例
北タイ農村(2)チェンマイ県トンケーオ村の事例
東北タイ農村(1)ローイエット県ラオカーオ村の事例
東北タイ農村(2)ローイエット県旧サワーン村の事例 ほか)
第2部 土地利用と生活協同(北タイ農村(1)ランプーン県ターカート村の事例
北タイ農村(2)チェンマイ県トンケーオ村の事例
東北タイ農村(1)ローイエット県ラオカーオ村の事例
東北タイ農村(2)ローイエット県旧サワーン村の事例 ほか)
著者等紹介
佐藤康行[サトウヤスユキ]
1953年群馬県生まれ。1984年、東北大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、新潟大学人文学部教授。博士(教育学)。専攻、社会学、タイ地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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