出版社内容情報
国単位ではなく、海からアジアを見てみたい。セレベス海、ジャワ海、南シナ海、インド洋… 。スラウェシから始まって、タニンバル、ケイ、ハルク、マドゥラ、フローレス、サラワク、パラワン、ココン、メコンデルタ、ニアス、シルベート……(まだまだ)。海と船とそこに生きる男たち女たちを追ってとことん歩きまわるのです。ボリュームたっぷり、写真もたっぷり。潮の匂いが漂ってくる爽快な一冊です。カラー写真・本文中の白黒写真も著者。
◆セレベス海
スラウェシ……トビッコ漁
タニンバル……石の船がある村
ケイ諸島……浜の博物館
ハルク……海と森を守る掟
◆ジャワ海
チルボン……浜辺んの来歴
マドゥラ……なりわいの見える島
フローレス……海から来た人
ジャカルタからジャヤプラ……鈍色の海
◆南シナ海
タイ・カンボジア国境……砂色の海市
メコンデルタ……乳海の目玉
ベトナム海岸……編まれた船
福建……女の海神
サラワク……洞窟の闇
パラワン……風景の価値
◆海峡
マラッカ海峡……雨ときどき晴れ
シンガポール海峡……海の繁華街
バシー海峡(バタニス)……花園の離島
バシー海峡(蘭嶼島)……老人とトビウオ
間宮海峡……氷雪海道
インド洋
ニアス……巨石の涙
シベルート……海を見ない民
インド……西海岸東への扉
●池澤夏樹評● 日本でも若い者の貧乏旅行は話題になってはいるが、みんなが同じコースを同じように回っているのでは意味がない。『地球の歩き方』シリーズや行く先々の日本人の定宿の情報ノートに頼らず、自分でリスク・コントロールをしながら人の行かない土地に踏み出す秘訣を門田の本に習うといい。
内容説明
アジア全海域縦横無尽の旅。
目次
セレベス海(スラウェシ―トビッコ漁;タニンバル―石の船がある村 ほか)
ジャワ海(チルボン―海辺の来歴;マドゥラ―なりわいの見える島 ほか)
南シナ海(タイ・カンボジア国境―砂上の海市;メコンデルタ―乳海の目玉 ほか)
海峡(マラッカ海峡―雨ときどき晴れ;シンガポール海峡―海の繁華街 ほか)
インド洋(ニアス―巨石の涙;シベルート―海を見ない民 ほか)