内容説明
カルト的人気を誇る作家 中勘助。灘校「奇跡の授業」で用いられた『銀の匙』は序章に過ぎない。インド三部作『提婆達多』・『犬』・『菩提樹の蔭』こそ中勘助の職業作家としての真髄である。
目次
第1部 インド三部作の時代的背景(森鴎外の『阿育王事蹟』の位置づけ;中勘助と同年代の文学者による仏教学並びにインド哲学受容)
第2部 インド三部作論(『提婆達多』;『犬』;『菩提樹の蔭』;インド三部作解釈の地平)
第3部 中勘助参考文献目録(鈴木一正・木内英実編)
巻末資料
著者等紹介
木内英実[キウチヒデミ]
神奈川県小田原市出身。日本女子大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期修了。博士(文学)。日本大学国際関係学部、小田原女子短期大学保育学科勤務を経て、東京都市大学人間科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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