内容説明
本書は、まず、成果主義とはいかなるものであるのかその本質を理解するため、成果主義にまつわるさまざまな問題点を、誤った目的で成果主義が使われているパターン、成果主義導入の基本的な目的そのものは合理的であったとしても、その方法論に問題があるために、当初の目的は一定程度達成できたとしても、その後、誤った方向に行ったり、さまざまな弊害が出てくるようなパターン、そして、成果主義だけでは解決できない問題が残るパターンの三つに分けて整理した。そして、読者が抱く「この成果主義と流動化の時代に自分のキャリアをつくっていくにはどうすればいいのか」という疑問にも答える。
目次
1章 日本のホワイトカラーは生き残れるのか
2章 誰かを犠牲にする方法では会社は長続きしない
3章 あなたの会社の成果主義は大丈夫か
4章 成果の上がる成果主義、上がらない成果主義
5章 成果は出ても方向違いの成果主義
6章 あなたは成果主義で幸福になれるか
7章 成果主義に振り回されないキャリア構築
8章 成果主義でやりがいを上げる方法
著者等紹介
高橋俊介[タカハシシュンスケ]
1954年東京生まれ。東京大学工学部航空学科卒業。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。日本国有鉄道、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ワイアット株式会社(現ワトソンワイアット株式会社)代表取締役社長を経て、現在は慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科教授、ピープル・ファクター・コンサルティング代表。個人主導のキャリア開発の第一人者として研究、コンサルティング活動を行う一方、新聞・雑誌への執筆、講演などでも幅広く活躍している
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