内容説明
戦後歴史学の最大の成果の一つである安丸良夫の民衆史・思想史研究から多大な影響を受けた諸分野の第一線の研究者たちが、あらためてその著作と格闘してその内実に肉迫し、安丸自身が各論と正面から切り結ぶことで、新しい歴史・思想研究の可能性を探る。
目次
序論 安丸思想史を読み解く
回顧と自問
1 安丸民衆史と戦後思想のコンテキスト
2 宗教・コスモロジー・イデオロギー
3 民衆運動史研究の課題と方法
思想を紡ぎだす声―はざまに立つ歴史家・安丸良夫
著者等紹介
安丸良夫[ヤスマルヨシオ]
1934年富山県生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科国史学専攻博士課程修了。名城大学専任講師、一橋大学教授、早稲田大学客員教授等を歴任。一橋大学名誉教授。日本思想史専攻
磯前順一[イソマエジュンイチ]
1961年茨城県生まれ。静岡大学人文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科宗教学専攻博士課程中退。東京大学助手、日本女子大学助教授を経て、国際日本文化研究センター准教授。宗教・歴史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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