内容説明
今日の「新・日本的経営」の姿を明らかにすべく、企業経営における社会文化からの影響を組織文化論の枠組みでとらえ、基層文化である集団志向、表層文化である権力格差とその変化、信頼におけるアジアの国々との違いを考える。そして個人データや企業データ等による実証分析を通じて、組織文化の次元と現代企業経営との関連について論じる。
目次
第1部 組織文化:「革新性」(組織文化の定義と機能;革新的組織文化;ハイブリッド・モデル)
第2部 基層文化:「集団志向」(日本人論;集団志向へ;実証1:革新性×集団志向)
第3部 表層文化:「権力格差」(これからの日本人;文化の次元と組織運営;実証2:革新性×集団志向×権力格差)
第4部 アジアの文化:「信頼」(信頼メカニズム;アジアの企業文化;家父長型リーダーシップ)
第5部 企業文化:「水平的集団志向」(ファミリービジネス;ダイバーシティとコンプライアンス)
著者等紹介
佐藤和[サトウヤマト]
1963年神奈川県に生まれる。2008年慶應義塾大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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