内容説明
先進諸国の国内市場はゼロサム状態にある。また途上国企業の台頭も著しく、今後、国際競争はますます激しさを増すと予想される。こうした中、考えなければならないことは「製品の品質と共に経営の品質」を高めることである。本書は、多国籍企業の「経営の品質」を高める方途を「戦略」「技術」「地域」という観点から体系的に論じた力編である。
目次
第１部 国際経営の基礎概念（国際経営とは；海外直接投資の歴史と企業の多国籍化；多国籍企業理論）
第２部 国際経営の機能的側面（国際経営と研究開発；国際経営と経営管理方式；国際経営と組織構造；国際経営とサプライチェーン・マネジメント）
第３部 国際経営における戦略的課題（国際経営と戦略的提携；国際経営とＭ＆Ａ；国際経営と知的財産管理；国際経営と国際業界標準）
第４部 地域統合と国際経営（ＮＡＦＴＡと国際経営；ＡＦＴＡと国際経営）
著者等紹介
五味紀男［ゴミノリオ］
一橋大学経済学部卒業後、松下電器産業（株）に入社、３７年間勤務する。その間、シンガポール松下電子（株）取締役社長、松下電器産業（株）東京国際法務部長、ワシントン事務所長、国際関係部長・副理事・顧問を歴任する。その後、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科教授を経て、現職は、明治大学経営学部特別招聘教授、「産業別経営戦略論」を担当。この他、杏林大学総合政策学部非常勤講師（国際企業論）、拓殖大学国際開発学部非常勤講師（米加経済論、国際経営論他）、中央大学商学部非常勤講師（日本経営論）、中央大学大学商学研究科非常勤講師（国際経営戦略論特殊講義）などを兼任。所属学会：多国籍企業学会（理事）、アジア経営学会（理事）、異文化経営学会、産業学会、日本経営学会、他。専攻：国際経営論、技術戦略論、経営戦略論、アメリカ経済論
安田賢憲［ヤスダヨシノリ］
創価大学大学院経済学研究科博士課程修了後、東京富士大学短期大学部専任講師を経て、現職は、東京富士大学短期大学部准教授、「経営戦略論」を担当。この他、創価女子短期大学現代ビジネス学科非常勤講師（国際経営戦略論）、立命館大学社会システム研究所客員研究員を兼任。所属学会：多国籍企業学会（理事）、アジア経営学会、国際ビジネス研究学会、産業学会、日本経営学会、日本経営教育学会、他。専攻：経営戦略論、国際経営論、ソフトウェアビジネス研究（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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