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内容説明
著者は問う。ほんとうに桂離宮を美しいと思いますか。ヒューマニティとテクノロジーは相反するものですか。ファミコンやウォークマンが批判されるのはなぜですか―ひとつひとつ、つきつけられる疑問符に、わたしたちは自らの〈常識の座標軸〉の目盛を変えていかざるを得ない。そして、ついには自分に問い始める。それは〈常識という魔術〉からのめざめでもある。邪推という名の解放された視点で、アートから風俗までを解剖する、著者初のエッセイ集。
目次
1 アートの収容所(桂離宮と霊柩車;裸の芸術;ポスト・モダニズムとはいったいなにか)
2 風俗の解放区(技術と文化の4つのイズム;修辞としての自閉;家具調テレビの時代;家族と産業;ファッション時代とイモの楽園)
3 ああいえば、こういう(群をぬく美貌の文明史;プロレスを語る―プロレス第二芸術論)