消えた球団 1950年の西日本パイレーツ

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消えた球団 1950年の西日本パイレーツ

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784828423487
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

出版社内容情報

プロ野球再編の波に翻弄され、
たった1年で姿を消した「幻」の球団を追う!
球界の盟主・巨人=権力に屈しない反骨精神の源流! !
【完全試合を食らっても立ち上がる海賊がいた! 】


「プロ野球史上初の完全試合を食らったチーム」
としてのみ名前が残る悲劇の球団の全貌を明かす!

「古事記」「日本書紀」の時代から厳然と存在する中央対地方の構図、
「勝者=正義」「敗者=悪」の図式に異議を申し立てた、と書くのは大げさだろうか。
いずれにせよ「巨人、何するものぞ」の始原となっただけでも、
パイレーツの意義はあった。プロ野球は巨人中心に回ってはいない。

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西日本パイレーツ。
聞き慣れないチーム名だろう。1949年にセ・リーグとパ・リーグに分裂した日本プロ野球は、
同年の8球団から振興7球団を加えた計15球団(セ8球団、パ7球団)でスタートした。
パイレーツはセに所属する新生チームだった。福岡市に本社がある西日本新聞社が親会社で、
同年に開場した同市の平和台球場を本拠地とした。
東京六大学・早大の名選手だった小島利男が監督を務め、
投手では元巨人の緒方敏明、元金星の重松通雄、打者では元阪急の平井正明、
日比野武、永利勇吉らが主戦となったチームだった。(本書「はじめに」より)
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内容説明

「プロ野球史上初の完全試合を食らったチーム」としてのみ名前が残る悲劇の球団の全貌を明かす!「古事記」「日本書紀」の時代から厳然と存在する中央対地方の構図、「勝者=正義」「敗者=悪」の図式に異議を申し立てた、と書くのは大げさだろうか。いずれにせよ「巨人、何するものぞ」の始原となっただけでも、パイレーツの存在意義はあった。プロ野球は巨人中心に回ってはいない。

目次

はじめに 黒歴史と語り継がれたパイレーツの残光
1 誕生
2 栄光
3 出航
4 汚点
5 彷徨
6 抵抗
7 合併
8 後継
9 証言
延長戦 パイレーツ監督・選手名鑑

著者等紹介

塩田芳久[シオタヨシヒサ]
1966年生まれ、福岡市出身。東京都立大人文学部卒。1990年に西日本新聞社入社。編集局地域報道センター、日向支局長、文化部次長、編集企画委員会専任職編集委員、くらし文化部編集委員などを歴任し、現在マルチ情報センター勤務。近世文学から過疎問題、人工知能(AI)まで幅広く取材・執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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fwhd8325

54
パイレーツ球団があったことは薄々知っていましたが、ジャイアンツファンの私には、耳が痛いというか複雑な気持ちになるものでした。今でも様々な政治的な要因が背景にあるようなことがありますが、この時代はまだ組織が確立されていないというか権力が勝つ図式が露骨なようでした。在籍されていた選手の紹介が巻末に掲載されています。2022/02/23

山田太郎

23
こういう栄枯盛衰ものはやっぱり面白いというか栄が無いような気がするが。オープン戦の優勝かな。作者と1歳しか違いませんが、西鉄ライオンズの実物は知らない。太平洋とかクラウンライターでやたら弱いイメージあるけどそこまで弱くなかったらしいが、江川から遠いからいきたくないといわれいまだに九州くるなよ江川というか監督とかコーチの声がかからず人望無いんだろうなと思った。思ったより面白いと思った。2021/12/26

ドリル

18
★★2022/05/19

KF

12
1950年の事を知ろうとすると書籍なりネットなりに頼る事になりますが、西日本パイレーツとなるとそれもとても乏しいはずです。 現在は6チームですが、この年は8チーム。この年で消えたのは西日本パイレーツですが、その下に国鉄スワローズと広島カープも参加していたわけです。日本職業野球連盟を太平洋野球連盟と中央野球連盟の二本立てにする際に毎日新聞と讀賣新聞の思惑が交錯する中で西鉄クリッパーズから引き裂かれるように誕生したものの、果ては讀賣の非紳士的な行動で消え去りました。 三原、南村、関口と有名選手も多かった。2024/02/19

さんつきくん

11
1950年のプロ野球、2リーグ分列後のはじめのシーズン。この1年だけセ・リーグに存在した西日本パイレーツを追いかけた一冊。70年以上も前の話し、しかも最近出された本なので、当時の関係者は鬼籍になり、聞き取りできなかったのが悔やまれる。しかも残された資料が圧倒的に少ない。西日本パイレーツは福岡市を本拠地としていた。親会社は西日本新聞である。新聞の紙面も戦後の混乱でページが少ない。それでも著者はめげずにパイレーツを追いかけた。そんな著者にアッパレをあげたい。1950年当時のプロ野球の混迷ぶりが印象に残る一冊。2021/12/30

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