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内容説明
EV(電気自動車)、太陽光・風力・地熱発電“SDGs=持続可能な社会作り”への挑戦と課題を徹底取材。脱・石油文明の勝者へ!ビジネスヒント満載の書。
目次
第1章 石炭火力発電で非難される日本
第2章 急加速するEVの時代
第3章 「失われた2010年代」を打ち破る挑戦
第4章 農業・製造業を強くする太陽光・風力発電
第5章 地熱発電というニューフロンティア
終章 SDGsビジネスに乗り遅れるな
著者等紹介
猪瀬直樹[イノセナオキ]
1946年長野県生まれ。作家。87年『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。96年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。東京大学客員教授、東京工業大学特任教授を歴任。2002年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。07年、東京都副知事に任命される。12年、東京都知事に就任。13年、辞任。15年、大阪府・市特別顧問就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
66
猪瀬氏の脱カーボン社会に向けての考えを軸に様々な自身の体験や調査、そして旧態然としている電力会社への痛烈批判を含む内容。それについては、旧公社的ビジネスとまで言い切っている。どれが良いかというよりか様々なエッセンスを得て勉強になった。後、印象に残るのは、テスラの購入記。そして、その創業者イーロンマスク氏は言い切っているという。近い将来、電力はただになると。同時に並読したビル・ゲイツ氏の最新刊と共に新たな知識を吸収したのである。2021/09/20
あすなろ
47
記憶定着の為に再読・付箋付け箇所軸の再読。2021/10/17
らる
2
2050年生活環境のあらゆるシーンでのCO2排出量が、自然の吸収量と±0にする=カーボンニュートラル/日本は石炭火力で中国製に性能・価格両面で負けている/日本のエネルギー政策は「原子力」一本に頼る計画になっていた。しかし、3・11により挫折した/EVは日本のような火力発電中心の状態では厳密にはCO2フリーにならない/EV売上では日本企業は世界のベスト10にすら入っていない/ESG投資の規模は3000兆円。その中心にあるのがカーボンニュートラルである/2022/05/05
ちさと
1
著者の私見。政治の視点が興味深い。再エネ関連も詳しい。太陽光と風力発電の日本の政策が悔やまれる。政策の影響がこんなに大きいなんて。2022/09/22
Takeshi N
1
学びの多い本。COP25セクシー発言の真実から始まり、脱石炭火力発電が遅れ2030年の電源構成案には依然として石炭火力の比率が高いこと、この構成では電気自動車を走らせれば走らせるほどCO2排出は増えること、Loop電気の存在、その他色々。ファクトを積み上げ、小説のように書くので氏の書籍はいつも面白い。2021/09/30